りょうさかさんと

教育業界にいる陵坂さんが教育・子育て・DWEなどについて書くブログ

りょうさかさんと

2019-01-01から1年間の記事一覧

【2019】小学校学力テストのAB問題統合でどう変わったのか【算数】

2019年4月18日に小・中学校を対象に全国学力テストが行われました。 これまでの学力テストでは、知識を問う「A問題」と活用の力を問う「B問題」がありました。 2019年の学力テストからA問題、B問題は統合した形で出題されることになりました。 これによって…

【書評】ウソつきになれ!「統計でウソをつく法」

どうも、教育関係会社員のりょうさかさんです。 「統計でウソをつく法 ‐数式を使わない統計学入門」(ダレル・ハフ)についての書評です。 統計でウソをつく法 数式を使わない統計学入門 /講談社/ダレル・ハフ posted with カエレバ 楽天市場 Amazon Yahooシ…

「起立、礼」よりも軍隊っぽい日本の学校の朝礼

週刊ポスト2019年4月12日号の「イマドキ小学校 「起立、礼」を軍隊式の強制と捉えて廃止も」という記事がありました。 この記事の質は、うーん、という感じなんですがw 記事に関連して「朝礼」の方が軍隊っぽくない? と思いました。 起立、礼は軍隊式の強…

【新教科書見比べ】小学校英語の「書く」 4線の幅は気にしなくて良い!

どうも、教育関係会社員のりょうさかさんです。 小学校英語新教材「We Can」から「書く」が導入されています。 「書く」と言っても「写し書き」「なぞり書き」が中心なので、単語のスペルを覚えたりするのは中学生からなのでご安心を! 今回は書く際の「4線…

令和前日に平成を想う「感謝」

「平成最後」という言葉は、好きではありません。 個人的には平成31年4月30日のことを「平成最後の日」とは言わずに「令和の前日」と呼びたいと思います。(面倒くさい人ですね、わたし) (写真は、先日高島屋日本橋店で開催された「国民とともに歩まれた平…

高校生・大学生向け GWにオススメする3冊

今年のGWは10連休です。行楽地に出かける日もあれば、遊び疲れて家でゆっくりする日もあると思います。 お家でのんびりする時に読んでほしいオススメの本を今回はご紹介です。対象は高校生、大学生向けですよ。 中高生からの論文入門 アメリカの高校生が読ん…

小学校教科担任制の狙いは、理科と英語のため

2019年4月17日、中央教育審議会の総会についての内容が報道されました。 小・中の義務教育では「小学校の教科担任制の推進と教員免許制度の見直し」「習熟度別指導の充実」。高校では「普通科の改革(コース分け)」「文系・理系科目を横断した教育」が挙げ…

小学校英語 オススメのフォントは「UDデジタル教科書体」と「Century Gothic」

2020年度から小学校英語の教科書が使用されます。 現在、その準備期間中として文科省が発行した新教材「Let's Try」「We Can」をお使いですよね。 教室にアルファベット表を貼ったり、「書く」際のなぞり書きや写して書くためにプリントを配っていると思いま…

大学入学共通テストの試行調査の結果報告から見る今後の方向性

2019年4月4日に「大学入試センター」より大学入学共通テストの試行調査の結果報告がありました。 今回はその内容をまとめてみましょう。 (参考)大学入学共通テストの導入に向けた平成30年度(2018年度)試行調査(プレテスト)の結果報告及び地理歴史A科目…

【書評】「多井熱」から考える麻雀のパフォーマンス

完全にMリーグロスです。Mリーグの第一シーズンが3月末に終わりました。 知らない方に説明すると「Mリーグ」とは麻雀のチーム対抗によるプロリーグのことです。Jリーグがサッカーなら、それの麻雀版ですね。 麻雀は現在、冬季オリンピックの室内競技として国…

2021年都立高校入試から英語スピーキングテスト導入で対策必至!

都立高校の入試に英語のスピーキングテストの導入が決まりました。 (参考)「東京都中学校英語スピーキングテスト」について|東京都教育委員会ホームページ 今回はこちらの資料について見ていきましょう。 結論から書くと、都教委は大学入試まで見据えてス…

【世界幸福度報告2019】の日本の順位58位について

3月末頃に「世界幸福度報告2019」の調査が発表されました。日本の幸福度ランキングの結果はというと156か国中、58位でした。 世界幸福度報告とは 日本の58位について 日テレガンバレ!! 世界幸福度報告とは 国連の関連団体が国際幸福デー(3月20日)に2012…

プログラミング教育はリコーダーになれるか

タイトル通り、プログラミング教育は、音楽科におけるリコーダーになれるのかどうか。そんなことをモヤモヤと考えていました。 リコーダーは役に立つか 役に立たないという学校教育批判 プログラミング教育も同じ リコーダーは役に立つか 先日、テレビ朝日の…

【書評】「エッセンシャル思考」優先順位をめっちゃ簡単に決める90点ルールのやり方

「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」(著・グレッグ マキューン)についての書評です。 エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする /かんき出版/グレッグ・マキュ-ン posted with カエレバ 楽天市場で購入 Amazonで購入 Yahooショッ…

【書評】「ブランド人になれ!」新入社員にオススメ!

今回は「ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言」(著・田端信太郎)についての書評になります。 ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言 /幻冬舎/田端信太郎 posted with カエレバ 楽天市場で購入 Amazonで購入 本書の内容 サラリーマンを肯定的に見る視点…

反対はもっともイージーな権力行使

「反対」とは、権力者にとって一番気楽な意思決定ではないか。 今回はそんなお話。 (Photo by Andy Tootell on Unsplash) 多数決の賛否はわかれるもの 多数決以外の賛否 現状にNOを突き付ける「賛成」今の自分が正しい「反対」 だから反対はもっともイージ…

娘が飽きた!DWEを始めて1年9ヵ月

今回はDWE(ディズニー・ワールド・イングリッシュ)を始めて1年9か月経った現在のご報告です。 娘は現在、2歳9か月。もうすぐDWEを使用して2年に突入しようというところです。 結論から書くと飽きてしまいました…。 娘が飽きた 飽きにも傾向がある でも過…

Society5.0時代の「教育」とは

「Society5.0」(ソサエティ5.0)ってご存知でしょうか。そして、教育業界がどのように変わる可能性があるのか。今回はこのことについて解説しましょう。 先に結論から書くとこんな可能性があります。 IOT、AIを駆使した社会になる。 それによって児童・生徒…

本を買う時こそPayPay!使える店舗をご紹介

PayPayが第二弾のキャンペーンをしています。残念ながら、少し話題に欠けているような気がします。 確かに前回のようなインパクトは欠けますが十分お得なので使わないと損ですよ! 第一弾キャンペーンでも当選してPayPayを贔屓しているわたしが紹介するオス…

2歳の子どもと上野恩賜公園をぶらり歩き

先日、2歳9ヵ月の娘と上野恩賜公園に2人で行ってきました。2歳でどの程度楽しめるのか、ご参考にどうぞ。 アクセス 施設紹介 上野の森美術館 東京国立博物館 上野動物園 アクセス 公式WEBサイトの「アクセス」にはこのように書かれていますよ。 JR山手線・JR…

eスポーツを部活動にするためには、こう提案せよ!

どうも、教育関係会社員のりょうさかさんです。 今回はゲーム大好きのりょうさかさんが、ゲーム好きの生徒、eスポーツを部活動として認めてやりたい生徒さん、先生方のために「どう提案したら良いのか」をご提案したいと思います。 結論から言うと「反対派の…

eスポーツの部活に反対する3つの理由

どうも、教育関係会社員のりょうさかさんです。 eスポーツを部活動として認めるべきか否か。 茨城県の公立高校では教員から反発があったようです。 (参考)公立高校で「eスポーツ」の部活採用を検討 秋の国民体育大会で都道府県対抗戦が開催|ニフティニュ…

「お直し何度でもOK」のZOZOからお直しを拒否られてわかったこと

悲報です。そして、無念です。 ZOZOのカスタムオーダー2Bスーツ・ドレスシャツについては何度か記事にしてきましたが、ついに今回、最終回を迎えることになりました。 ZOZOのオーダーシャツを購入してみた ZOZOカスタムオーダースーツを購入したら凄まじか…

【書評】「0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書」

今回は「0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書」(著・落合陽一)についての書評です。 0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための /小学館/落合陽一 posted with …

文科省が教育改革をする3つの大前提

文部科学省の教育施策・改革って、色々ありますよね。 ちょっと思い浮かべてもらえますか? 浮かびましたか? 例えば、小学校英語の教科化、小学校におけるプログラミング教育の導入、STEAM教育、高校における「探求活動・課題研究」の取り組み、大学入試改…

STEAM教育とは

今回はSTEAM教育について解説したいと思います。 聞き慣れない方もいれば、なんとなく知っているという方もいるでしょう。 今後の教育業界の流れになると考えられているSTEAM教育について知っておけば、文科省の方針や狙いも理解しやすくなので、ぜひ抑えて…

ゼロリスクの罠

最近、ゼロリスクの罠に陥っていないか、自分自身の考え方も含めて、考えることが多いです。 ゼロリスクとは ゼロリスク信奉 怖いから反対、懸念があるから反対 現状維持もリスクゼロではない 新しいことはゼロリスクじゃないが、現状もゼロリスクではない …

「美人はつらいよ」を支持するのは誰なのか?

ツィッター上でAさんという方が炎上していました。 わたしはその方、個人を叩くことには興味がありません。 しかし、今回の一連の流れで気になった点があるので記録として書いておきます。 炎上した経緯 炎上という商法 どうしてツィッターをやめたのか? 原…

「ごめんなさい」と言えない人について2つの仮説

子育てをしていると不思議なことに気付きます。 2歳後半の娘は色々な言葉を話すようになってきました。「くるま」などの単語は覚えるし、わたしの発した短い文を一字一句間違わずに復唱するようなことも出来るようになりました。 でも、「ありがとう」と言う…

【書評】最上位の目的を決めろ!「学校の「当たり前」をやめた。」

今回は「学校の「当たり前」をやめた。」(著・工藤勇一)についてです。 学校の「当たり前」をやめた。 生徒も教師も変わる!公立名門中学校長の改革 /時事通信社/工藤勇一 posted with カエレバ 楽天市場で購入 Amazonで購入 著者の工藤勇一氏は、千代田区…