今回は「ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言」(著・田端信太郎)についての書評になります。
本書の内容
著者の田端信太郎さんは、NTTデータ、リクルート、ライブドアやLINEに務め、現在はZOZOでお仕事をされている方です。
基本的にご自身の体験を元に、仕事の捉え方・考え方などが書かれています。
だいたい1時間半くらいで読むことができます。映画一本分のお時間・お値段ってとこですね。
わたしが読み終わってポイントと感じたのは以下の3点。
- 上司のためじゃなく顧客のために働け
- 量をこなせ! 量が質を生む
- サラリーマンは首になりにくいんだから、どんどんチャレンジしろ
特に最後にあげた「サラリーマンはクビになりにくいんだから、どんどんチャレンジしろ」という部分が印象的でした。
具体的には第二章の「武士は打ち首。サラリーマンはノーリスク」という節で書かれています。
起業して失敗したら借金、もしくは破産の未来が待っているけどサラリーマンがそこまでのリスクを背負うことはない。
失敗してバカにされるくらいなんて、破産に比べればノーリスクじゃんっていう意味です。
これって結構盲点だったんですよね。
サラリーマンを肯定的に見る視点
どうしても巷では起業家やフリーランスの人達が目立ちやすいようになっています。
大多数の人が行う「サラリーマン」という働き方は、当たり前過ぎ、一般的に過ぎて、差別化される道具にすらなっています。
でも、サラリーマンにもしっかりメリットがある。
それが、会社の金で実現したいことにチャレンジして、失敗しても起業みたいなリスクはないということです。
もちろん成功した時のリターンが起業ほど大きくないというデメリットやそもそもそんな簡単にチャレンジさせてくれないということもあると思います。
ただ人間ってどうしてもデメリットにばかり目がいきがち。折角サラリーマンやってんだから会社を利用するくらいの意識もどこかに持っておきましょうよ。そんな風に思いました。
大学生、新入社員、20代のサラリーマンにオススメ
この本をオススメするのは大学生、新入社員、20代のサラリーマンです。
働き方について色々なイメージを既に持っていると思います。もしこの記事で書いたような視点がなかったら若いうちに読んで、視点を増やしていた方が有利じゃないかな。
もちろん働いていくうちに本書で書かれていることを綺麗ごとだと感じたり、ついて行けないと感じたりするでしょう。
この本が書かれていることを全肯定するのではなく、比較対象として自分の中で持っておくのはアリですよ。
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漫画版もあるよ。オッサンとOLが入れ替わるらしいwww
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