2020年度から小学校英語の教科書が使用されます。
現在、その準備期間中として文科省が発行した新教材「Let's Try」「We Can」をお使いですよね。
教室にアルファベット表を貼ったり、「書く」際のなぞり書きや写して書くためにプリントを配っていると思います。
今回はそんな際に使用すべきオススメのフォントを2つご紹介です。
- 「UDデジタル教科書体」
- 「Century Gothic」
これで研究授業の指導講評で余計なツッコミを回避できるぞw
オススメその1 「UDデジタル教科書体」
一番のオススメは「UDデジタル教科書体」です。
このフォントは(株)モリサワさんによって開発されたフォントで、弱視や読み書き障害に配慮されたフォントです。
「Windows 10 Insider Preview」Build 16215から採用されているので、お手持ちのPCを確認してみてください。
(参考)モリサワの「UDデジタル教科書体」が「Windows 10 Fall Creators Update」に採用 - 窓の杜
フォントの画像は公式サイトからお借りしてご紹介。
新聞報道などを見る限り、いくつかの教科書会社で採用されているようです。
来年度から使用する教科書とも一致する可能性も考えられます。
今から準備するのなら「UDデジタル教科書体」で作っていた方が児童も混乱しませんし、来年度にわざわざ作り変える必要もありません。
詳しくは、モリサワさんのWEBサイトを見て下さい。本当に見やすいです。
学校教育という多くの児童が目にするフォントとしては、現状これ以上のフォントはないと思います。
英語に限らず、校内の全てのプリントでも「UDデジタル教科書体」を使うことをおススメしたいです。
ただ一方で、学校教育現場のPCは古いものが多いですよね…。
Windows 10じゃねーよおお
という先生方の声が聞こえてきそうです。
そこで、次にオススメするのが「Century Gothic」です。
オススメその2 「Century Gothic」
なぜ「Century Gothic」というと比較的新教材「We Can」のフォントに似ているからです。
例えば小文字のaを見てもらいましょう。
上が「Century Gothic」の小文字の「a」です。「We Can」とほぼ同じ形ですよね。
下の「MS明朝」だと「a」の横棒が上にニョロっと出てきちゃいます。
ただ一つ注意点があります。
それは、「u」の横の縦の線がないことです。
言葉で表現してもわかりにくいので、実際にwordに入力したものを見てみましょう。
小文字も大文字も「U」という形なんです。ここが残念なポイント。
その点だけ踏まえて、どのフォントを使うべきか選んでみてください。
まとめ
もちろん巷には色々な英語のフォントが溢れています。
ブロック体だけでなく筆記体もありますからね。
そういった現実を踏まえ、狙いがあって掲示物であえて色々なフォントを見せるのは全然アリだと思います。
ただ狙いがなく、色々なフォントを見映えだけで選んでいたら、たぶん研究授業、授業公開でツッコまれて嫌な汗をかくことなると思いますよ。
迷ったら一番のオススメは「UDデジタル教科書体」。
UDデジタル教科書体が使える環境でなければ「Century Gothic」を使ってみてください。それでは、また。