りょうさかさんと

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東京都学力調査で公開されている区市毎の分析を見てみた【平成29年度】


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どうも、りょうさかさんです。

買ったまま読んでいない書籍がタワーのようになり、同様に買ったまま読んでいない電子書籍がスマホ上で表紙ばかり増え続けています。全体的に時間の使い方を見直す必要があるなあと省みている最中です。

さて、東京都の資料を漁っていたらこんなものも公開しているんだという資料が見つかりました。それがこちらの資料。

平成29年度「児童・生徒の学力向上を図るための調査」の結果について:東京都教育委員会

今回はこちらの資料について少し書いてみたいと思います。

都独自の学力テストについて

平成29年7月に都内の公立小学校5年生、中学2年生対象に行われた学力テストの結果分析についてです。小学校は国社算理の4教科、中学校は国社数理英の5教科で行われました。テストだけでなく児童・生徒への生活環境へのアンケートや学校への指導法のアンケートなどが行われています。

まあ、色々掲載されているのですが東京都の区市毎の学力テストの結果と点数分布が見ることが出来るようになっています。

これを見た時はここまで情報公開が進んでいるなんて「さすが東京!」と思ってしまいました。他の都道府県も県の学力調査を区市ごとに公開しているのかな? 埼玉県は県独自の学力テストの分析は公開していますが、さすがに区市毎は公開していませんでした。 

資料編について

さて、東京都のこの資料(「区市別の調査結果」)では「平均正答率」「到達目標値」「習得目標未満」の値が示され、それが都全体、区・市毎にどういう割合で児童・生徒がいるのか見ることができるようになっています。

例えば小学校の国語なら東京都全体では平均正答率67.8P、到達目標値達成の児童の割合27.5%、習得目標値未満の児童の割合6.1%というような形で公表されています。

ぜひ気になる地区、教科について見てみると何かの参考になると思います。 

見る時の注意

都の資料の注釈に以下のような文言があります。

<公表基準>

小・中学校ともに学校数が3校以上、児童・生徒数が100人以上の両方の条件を満たす区市町村の調査結果を公表している。

※ 上記の基準により、今回の調査では、町村部は公表の対象外となっている。

このように学校数が地区ごとによって違うので見る際には注意が必要です。

例えば千代田区はどの教科も圧倒的に数字の結果が良いです。それは児童・生徒の努力、先生の指導、千代田区に住める親の年収などの条件が当然考えられます。

しかし、一方で中学校が3校(神田一橋中、麹町、九段中等教育学校)しかないということも把握しておくべきです。つまり学校数が多い地区より極端な結果が出やすいってことですね。(それでも千代田区は圧倒的だけれど)

小学校の感想

千代田区、中央区、港区、文京区、目黒区、世田谷区、武蔵野市、三鷹市、国分寺市あたりの区市の成績が比較的高いこと。

というか東京都全体的に学力良いよねと当たり前のことを感じました。特に小学校理科はどの地区も苦手な児童がとても少ないです。 

中学校の感想

千代田区、港区、文京区、目黒区、渋谷区、杉並区、武蔵野市、三鷹市、国分寺市、国立市の成績がやはり良いですね。ただ内容が難しくなること、中学校から私立に入る生徒も多くなることもあり、小学校よりも教科毎・地区毎の成績のバラつきが目立つようになります。

特に英語は右寄りの棒グラフがならぶ地区と山なり・左寄りに棒グラフがならぶ地区があります。

保護者の方はこういった資料も参考に公立にするのか、私立にするのかそもそも東京都ではなく近隣の県に引っ越すのかも含めて子どもと自分の生活・生き方について考えてみると良いと思います。

平成30年度版はこちら⇒ 

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