どうも、りょうさかさんです。
今回は娘が大好きな絵本「UMA水族館」(山田玲司/文響社)をご紹介します。
動物・魚好き、お絵描き好きの子どもにメチャクチャオススメの絵本です!
うちの娘にはドンピシャでした!
「UMA水族館」とは
絵本の「あらすじ」を紹介すると…
「なんでも知っている」そう思っていた少年の前に現れた、見たことのない生き物。
蝶のようなブタのような姿をしたUMA「ブタフライ」に導かれて少年は「UMA水族館」に入る。
少年が見るのは、これまで見たことも聞いたこともない「生き物」ばかり。
どれだけ「知っている」と思っていても、世の中は「知らないこと」ばかり。
知らないことを知る喜びと素晴らしさ、そして、想像することの自由と楽しさを教えてくれる絵本です。
色々な読み方がある絵本
この絵本は、本文自体は文章量は少なくシンプルでありながら、とても情報量が多くなっています。
その要因は、3つあります。
- UMAの多くは何かと何かが組み合わさってできている
- UMAの1体1体の設定の細かさ
- 作中に登場するUMAが100体
このように情報量が多いので、繰り返し読んだり、話し合うのに向いているんですよね。
例えば「あらすじ」で出てきた「ブタフライ」がこちら(画像はAmazonの商品ページより)
「ブタフライ」は、ブタとバタフライが組み合わさって出来ていますよね。
こんな風に登場するUMAのほとんどが何か別のモノ同士が組み合わさって出来ています。
わたしと娘は「コレって魚と猫が組み合わさっているのかな?」と話し合ったり、読み終わった後にお絵描き帳に、パンダとお姫様を組み合わせたオリジナルのUMAを書いたりして遊びます。
また「体長」「発見地」「生態」「口グセ」まで設定され、それが巻末のUMA図鑑には100体も掲載されているんです。
UMA図鑑を眺めながら、娘と「どんなUMAが好き?」と話したり「なんなのこの口グセ?」と笑ったりしています。
「発見地」は国内から海外まで幅広く設定されているので、興味を持つトリガーにもなってくれます。
例えば上のブタフライなら「ブルガリアってどこ?」と娘が聞いてくるんです。
そこで「じゃあ、地図で場所を確認しよう」と「MAPS」のブルガリアのページを開いて「ここから発見されたのか」「ブルガリアってどんな国?」と楽しんでいますよ。
つまり「UMA水族館」からどんどん遊びが拡張していくんです。
*「MAPS」についてはこちらをどうぞ⇒
ごく個人的な話
「UMA水族館」は、冒頭にも書きましたが、動物・魚好きの子どもやお絵描き好きの子どもには、たまらない絵本です。
もしお子さんが当てはまるようならぜひ、一度読んでみてくださいね!
ちなみに「UMA水族館」の作者は、漫画家の山田玲司先生です。
わたしは山田玲司先生の漫画「アガペイズ」「絶望に効くクスリ」は、読んでいましたがヤングサンデーが廃刊してからは、それっきりでした。
特に「絶望に効くクスリ」は、わたしのある時期を支えてくれた書籍の一つでした。
ある日、youtubeを見ていたら山田玲司先生のチャンネルがあることに気付いて、あれよあれよと玲司ワールドに帰ってきたような感じです。
「UMA水族館」の後半に山田先生らしい、こんな会話が出てきます。
「きみは なんでも しってるの?」
「なんでもじゃないよ じぶんのことも ときどきわからないからね」
この流れに共感できた方なら子どもと一緒に楽しめると思いますよ!
それでは、また。