どうも、りょうさかさんです。
今回は「賢い子になる本棚」についてです。
本当にそんなものがあるんでしょうか?
あわせてわたしがオススメする書籍・マンガ10点を紹介しますね。
「賢い子になる本棚」とは
「賢い子になる本棚」とは「プレジデントファミリー2021秋号」で取り上げられたテーマのことです。
このブログで再三書いていますが、家庭の蔵書数と学力には相関関係があります。
ただあくまで相関関係であって因果関係があるかどうかはわかりません。
一方、読書量で学力が上がった、という研究は過去に紹介しています。
こちらの研究では1月1冊の読書で学力向上が見込めたという内容です。
ただしこの研究についてはツッコミポイントもあり、現時点ではなんとも言えません。
さて、プレジデントファミリーでは、こういったことには一切触れず、現在賢い子、東大生などが読んで良かった本を以下の形式・カテゴリーにわけて紹介する内容になっています。
- 東大生が読んだ本ランキング
- 名作
- 家族・成長物語
- 冒険・ファンタジー
- 推理・時代
- 勉強に役立つ本
- 伝記
- 漫画
…などなど、詳しく知りたい方はプレジデントファミリーを購入してご確認ください。
「賢い子になる本」かどうかはわかりませんが、最近の学歴の高い子どもが好きな本がわかるのでお子さんとどんなを本を選ぶのかの参考にはなると思いますよ。
オススメの書籍・マンガ10選
と、雑誌の記事にツッコむだけではなんなので、個人的にオススメの書籍・マンガを紹介したいと思います。
きりぎりす
「きりぎりす」(太宰治/新潮社)は、太宰治の短編集です。
「走れメロス」「人間失格」とはまた違った太宰治の一面を見ることができる短編集です。
「純文学」「太宰治」という言葉だけで身構えてしまう人も面白く読める1冊です。
個人的には「メロス」「人間失格」はあまり良さがわからなかったんですが、「きりぎりす」に収録された短編はどれも面白かった記憶があるんですよね。
掏摸
「掏摸」(中村文則/河出書房新社)はスリを生業にする男の小説です。
「掏摸」も「きりぎりす」と同様に純文学でありながらエンターテインメント要素が強く、最後までハラハラしながら読み進めることができますよ。
Xの悲劇
「Xの悲劇」(エラリー・クイーン/角川書店)は、本格ミステリー小説の傑作です。
「Xの悲劇」は、個人的に一番好きなミステリー小説シリーズ(全3冊)の1作目。
ロジックで謎解きをしていく本格ミステリー小説を未体験の方には「読書体験」としてして、ぜひ味わってほしい。
個人的には「Zの悲劇」が今まで読んだミステリー小説の中で一番好きなので、続きとなる「Yの悲劇」「Zの悲劇」と読み進めてほしいです。
社会学用語図鑑
「社会学用語図鑑」(田中正人/香月孝史/プレジデント社)は、「社会学用語」を簡単な文書とイラストを用いて、1つの用語につき1ページ~2ページでまとめた本です。
この本から興味を深めるのも良し、考え方の構図を知るのも良し、テキトーに開いたページを読んで勉強するも良しと気軽に読める本になっています。
こういった本で言葉の定義を押さえておくと高校生・大学生になってから書籍を読む時にも内容が入ってきやすくなります。
わたしはトイレとか手の取りやすいところに置いて1日1ページみたいな感じで気軽に読んでますよ。
最新研究からわかる学習効率の高め方
「最新研究からわかる学習効率の高め方」(ふろむだ)は、研究論文をもとに「学習効果」ではなく「学習効率」に着目した本です。
こちらの書籍は、以前に書評を書いています。
中学生、高校生くらいの時に読んでほしい。
ただ結論を知るのではなく、「研究」の「読書体験」ができる書籍です。
大人になってからも普通に役立ちます!
アメリカの高校生が読んでいる投資の教科書
「アメリカの高校生が読んでいる投資の教科書」(山岡道男/アスペクト)は、貯蓄・市場・教育について書かれている書籍です。
投資の教科書というタイトルですが、「インデックスファンドに投資しよう!」みたいな投資ハウツーのようなことが書いてあるわけではありません。
自己投資、インフレ率、景気と長期金利の関係、為替といった「投資」にまつわる内容が書かれています。
「お金の教育」の教科書として読んでみるのをオススメします。
史上最強の哲学入門
「史上最強の哲学入門」(飲茶/河出書房新社)は、哲学をわかりやすく解説した書籍です。
作者の方が「グラップラー刃牙」を大好きなので哲学者の紹介もこんな感じ。
「神殺しは生きていた! さらなる研鑽を積み人間狂気が蘇った!
超人!! ニーチェだァーーー!!」(本書前書きより引用)
刃牙を知らなくてもこのテイストで導入してくれるのでイメージしやすく、哲学書にも関わらず読みやすいですよ。
火の鳥
「火の鳥」(手塚治虫/朝日新聞出版)は、「火の鳥」という不死鳥にまつわる話。
過去から未来へと繋がる輪廻転生の物語。
12巻構成ですが、1巻ごとに内容が完結しているので少しずつ読むこともできます。
わたしは小学3年生くらいの時に未来編を読んで、体調を崩すくらい衝撃を受けましたw
アバンチュリエ
「アバンチュリエ」(森田崇/小学館)は、モーリス・ルブランの小説「アルセーヌ・ルパン」を忠実に漫画化した作品です。
ルパン三世のおじいちゃんのお話w
ルパン三世のイメージからアルセーヌ・ルパンに対しても冒険活劇的なイメージを持たれる方も多いと思いますが、内容は違います。
ミステリーもの・歴史もの・大河ものといったジャンルを横断する壮大なストーリーになっています。
想像力、探求心をくすぐる原作の内容をそのまま漫画で味わうことができますよ。
Youtubeの「サウンド図書館」で、漫画の台詞付き動画配信もしています。
ぼおるぺん古事記
「ぼおるぺん古事記」(こうの史代/平凡社)は、日本最古の神話「古事記」を原文をもとに書かれた漫画です。
古事記は神さまの名前が変わったり混乱する場面があるんですが、こうのさんの可愛らしい絵で理解しやすく読んでいけますよ。
【賢い子になる本棚】オススメの書籍・マンガ10選のまとめ
- 「きりぎりす」(太宰治/新潮社)
- 「掏摸」(中村文則/河出書房新社)
- 「Xの悲劇」(エラリー・クイーン/角川書店)
- 「社会学用語図鑑」(田中正人/香月孝史/プレジデント社)
- 「最新研究からわかる学習効率の高め方」(ふろむだ)
- 「アメリカの高校生が読んでいる投資の教科書」(山岡道男/アスペクト)
- 「史上最強の哲学入門」(飲茶/河出書房新社)
- 「火の鳥」(手塚治虫/朝日新聞出版)
- 「アバンチュリエ」(森田崇/小学館)
- 「ぼおるぺん古事記」(こうの史代/平凡社)
いずれもわたしが面白かったり、為になった本ですから興味があったらぜひ読んでみてくださいね。
それでは、また。