どうも、りょうさかさんです。
以前、非認知能力を高める方法という記事を書きました。
今回は、非認知能力の中から「自信を高める」方法についてです。
自信には「能力」と「価値」の側面がある
大人が自分の「自信を高める」ためには、「入念な準備をする」「服装を変える」「経験を積み重ねる」といったテクニックや経験にまつわる方法があります。
では、親として子どもに自信を持ってもらうためにはどうすれば良いのでしょうか?
それを考えるためには、そもそも「自信」とはどういう意味かを知る必要があります。
グーグルさんで検索するとこのような結果がでます。
自分の価値・能力を信ずること。自己を信頼する心。
(引用)Oxford Languages
つまり「自信」とは、自分の「価値」と「能力」を信じることです。
冒頭に紹介した「準備」「服装」「経験」というのは、実は「自分の能力」を信じるためにすること、「能力」側の話なんですね。
自己有用感と自己肯定感
では、「自分の価値」をどうやって自分が信じたらよいのでしょうか?
「自分の価値」の感じ方として「自己有用感」と「自己肯定感」の2つがあります。
- 自己有用感は、他人から評価をされて自分の価値を感じることです。
- 自己肯定感は、自分から評価をされて自分の価値を感じることです。
ちなみに自己有用感については国立教育政策研究所の資料にこのように書かれています。
「自己有用感」は、他人の役に立った、他人に喜んでもらえた、…等、相手の存在なしには生まれてこない点で、「自尊感情」や「自己肯定感」等の語とは異なります。
(引用)「自尊感情? それとも自己有用感?」国立教育政策研究所(平成27年3月)
自己肯定感の詳しい定義はこちらをご参照ください。
自己肯定感(じここうていかん)とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉であり[1]、自尊心(英語: self-esteem)、自己存在感、自己効力感(英語: self-efficacy)、自尊感情などと類似概念であり同じ様な意味で用いられる言葉である
どちらも大切な要素ですが、現在では「自己肯定感」がより重要だと言われています。
その理由を説明するだけで長文になってしまうので端的にいうと…
- 国際比較では日本人の自己肯定感が低い。
- 自己肯定感が低いことのデメリットとして「やる気が起きない」「人の目が気になる」「他人を批判する」などなどがある。
そこで、次は 「自己肯定感の高め方」として親が出来ることを整理していきましょう。
自己肯定感の高め方
では、自己肯定感を高める方法はどんなものがあるでしょうか。
親としてまず取り組みたいのが以下の3点です。
- プロセスをほめる
- 具体的にほめる
- 子どもにとって親が安全地帯になる
詳細は、以前の記事をご参照ください。
さらに知りたい方はこちらの書籍を読んでみてください、オススメですよ!
【非認知スキル】自信を高めるために のまとめ
最後に整理しますね。
- 「自信」とは「自分の能力」と「自分の価値」という2つの側面がある。
- 「自分の価値」の感じ方には「自己有用感」と「自己肯定感」という2つがある。
- 「自己肯定感」とは、自分から評価されて「自分に価値がある」と感じること。
- 「自己肯定感」を高めるために親が出来ることは「プロセスをほめる」「具体的にほめる」「安全地帯となる」などの方法がある。
自己肯定感を高めることで、自信がつく。
この自信が非認知スキルの中の一つの要素というわけです。
わたしは、親として出来る関わりを一つ一つ丁寧にしていきたいと改めて考えました。
それでは、また。