どうも、りょうさかさんです。
バンクシー展に家族で行ってきました!
バンクシー展とは
バンクシー展は、横浜市西区のアソビル2階にて開催されています。
横浜駅から近い出入口は、「東口」と「南東口」です。
- 会期:2020年3月15日~9月27日
- 平日9:00~20:00(最終入場 20:00)
- 休日8:00~20:00(最終入場 20:00)
入場料金は以下の通り。
- 大人… 平日1,800円 土日祝2,000円
- 大学・専門・高校… 平日1,600円 土日祝1,800円
- 中学生以下… 平日1,200円 土日祝1,400円
(未就学児入場無料)
チケットはWEBにて日時指定チケットを購入してください。
日時指定は30分間隔になっていて、もし時間に遅れた場合は次回以降の入場回に回る形になるようです。
詳しくは公式サイト⇒アソビル(横浜) :: バンクシー展 天才か反逆者か - BANKSY EXHIBITION JAPAN
作品は、写真撮影OK。
トイレは、会場内にはありません。
再入場不可なので入場前にお手洗いはすませておきましょう。
というわけで、4才の娘と家族でバンクシー展に行ってきましたよ!!
バンクシー展へ
横浜駅の「東口」「みなみ東口」から歩いてスグ! なのに方向音痴をさく裂させてしまいました。
万里橋側からグルッと回る形でアソビルに着くと、建物入口にコソッとバンクシーのネズミが。
わたしたちは13:30から入場の回でした。
会場2階の待機列に並びます。
並んでいると会場の方がこられてQRコードのチケットを確認してくれますよ。
待機時間は10分程度だったでしょうか。
会場には、バンクシーのオリジナル作品、版画、立体オブジェクトが展示されています。
会場が暗めだったり、作品も暗いので入場5分で娘は「おうち帰るーーー!!」と言い出してしまい焦りましたw
幸いドーナツの版画やスマイルマークをモチーフにした作品を目にして、「わたしはイチゴドーナツが良いなぁ」「ニコちゃんだ!!」と少しテンションを持ち直してくれました。
会場には、ディズニーとはなんら関係のない「ディズマランド」の展示もあります。
「きかんしゃトーマス」がスプレー缶で落書きされている作品もあって娘は「トーマス、落書きされちゃったね」と言っていました。
バンクシーの作品を「見る」ことの難しさ
バンクシーの作品って、発想と表現の仕方がめちゃくちゃ面白いですよね。
この面白さを言語化したい、そう思ってもなかなかできません。
正直に言えば、わたしはバンクシーの作品から面白さだけではなく、モヤモヤするものも感じています。
「13歳からのアート思考」(末永幸歩/ダイヤモンド社)という本を読んで、わたしは美術館や展示会で必要以上に解説を読まなくなりました。
解説を読んでしまうと、解説内容と作品の照らし合わせになってしまうからです。
作品をまっさらな心で見て、他人や世間がどう評価しようが自分にとって良い作品なのかを楽しみたいと思ったからです。
さて、わたしがバンクシーの作品を見て感じたのは、 作品それ自体の要素は少ないということです。
色、描かれているもの、どれもギュッと凝縮して絞られていますし、テーマも明確すぎるくらいです。
対照的に作品にまつわる「文脈」には「描き方」「発表のされ方」「その後の扱われ方」と様々な要素が含まれているんですよね。
バンクシーの「ある作品」を見た時に、作品だけではなく「作品の文脈」もどのような価値観で見るかによって作品の評価が変わるだろうと思いました。
ここで、面白いのはバンクシーが正体不明のアーティストだという点です。
作品の文脈を知るためには、バンクシーのことを知らなければなりません。
しかし、バンクシーは正体不明なので、わたしたちは評論家や解説を通じてしか知ることができません。
そして、そのバンクシー評には、多かれ少なかれバイアスがあります。
このバンクシー展も「天才か、反逆者か」を問うていますが、それ自体が主催者によるバイアスなんですよね。(バンクシー展は、バンクシー本人は非公認だそうです)
これは、バンクシーの作品を自分の価値観だけで評価すること、もっとシンプルな表現をすれば「自分の言葉で語ること」がとても難しいということです。
娘がバンクシーの作品に対して言った「わたしはイチゴドーナツの方が好き」という感想は、こんな理屈をこね回すわたしなんかよりよっぽど自分の言葉で語っていると思いました。
個人的に好きな展示物が、時計という滑車の中で走り続けるネズミ。
生きるとは、こういうことなんでしょうね。
バンクシー展の滞在時間
バンクシー展の滞在時間は、45分でした。
娘は退屈だったみたいで、あまりじっくり見ることは出来ませんでした。
大人だけなら1時間~1時間30分くらいはかかると思いますよ。
また展示会、美術館に行きたいな。
それでは、また。