知育のひとつとして「読み聞かせ」をされている親御さんも多いと思います。
でも、どんな「読み聞かせ」の仕方が良いのか、自信を持って答えることができますか?
「読み聞かせ」って普通の読み方で良いのでしょうか?
それとも表現豊かに声色を変化させるべきなんでしょうか?
そんな疑問に答えてくれるのが本書「将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!」です。
本書が紹介する読み聞かせ方
著者の松永暢史さんは「教育環境認定コンサルタント」として活躍され、「受験指導」や学習法の研究、国語指導もされています。
第1章は「読み聞かせ」「読書量」の学習効果について書かれています。第2章以降は「読み聞かせ」方やオススメ絵本の紹介、家庭環境の作り方について述べらています。
読み聞かせの5つのコツ
冒頭に書いたように本書では「読み聞かせ」方が掲載されています。そのコツとして5点が挙げられています。(以下引用 本書p.58-62)
- 一音一音ハッキリ読む
- 声音は自然な感じで
- 文章を変えて読まない
- 年少ほど、ゆっくり読む
- 寝転がって読む
これら全てについて詳しく知りたい方は本書を読んでいただくとして、一番のポイントは「一音一音ハッキリ読む」でしょう。
この「一音一音ハッキリ読む」の効果について本書では「子どもがじっと耳を澄ます」「国語が得意になる」などが書かれています。
特に「なるほど」と感じたのは「「は」と「が」の違いを体感的に覚える」という点です。
一音一音ハッキリ読みを実践
そこで、早速、我が家でも実践してみました。
するとすぐに変化がありました。わたしが読み上げた言葉を子どもがすぐに復唱しようとするんです。
これは明らかに今までのわたしの読み方よりも聞き取りやすかったからだと思います。
一方で、「じっと耳を澄ます」という部分についてはよくわかりませんでした。子どもには0歳から絵本を読んでいるので、元々「読み聞かせ」に慣れているからかもしれません。
また「一音一音ハッキリ読む」とどうしてもゆっくり読むことになってしまいます。昨日までのスピードと全然違うぞ、と不思議に思ったのかもしれません。
この点は子どもの様子をみながら、子どもが気持ち良いスピードを探しいこうと思います。
まとめ
本書にはこれ以外にも読み聞かせ効果の見極め方法としてわかりやすい例が紹介されています。
子どもが「これ読んで」と、何回も何回もくり返し持ってくる本が1冊でもできたら、読み聞かせがうまくいっていると思ってください。
(引用)本書p.82
我が家の子どもも好きな絵本の言葉をいくつか暗記していて、電車移動中などに急に話はじめることがありますw
絵本は「3歳まで1万冊」という言葉がありますが、数はあくまで目標としてまず一回一回の読み聞かせを大切にしていきたいと思います。それでは、また。