どうも、りょうさかさんです。
今回は「小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」」(中根克明/すばる舎)についての書評です。
本当にさせたい「勉強」の中に「遊び」が含まれる本書。
それはテストの点数といった目先だけの学力ではなく、もっと先の学力を見据えているからなんです。
「小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」」とは
「小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」」では、小学校4年以降に備えて小1・2・3の間に学習の土台を作ろう、その土台はどのように作るべきかということが書かれています。
その内容をギュッとたった3行にまとめると…
- 最優先すべきは「好きなことに熱中する」時間(No.161)
- ただひとつ、たっぷりさせたいこと。それは「読書」(No.214)
- 計算と漢字の書き取りだけは訓練が必要(No.709)
(引用)「小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」」Kindle版(中根克明/すばる舎)
さらにキーワードとして凝縮すると「遊び」「読書」「計算・漢字」になります。
具体的な読書の仕方、ドリルの進め方などは本書をぜひご覧ください。
しおりの代わりに付箋を使って、読書の足跡をつけていく読み方などすぐに役立つ方法が掲載されていますよ。
また勉強以外の経験を大切にしているのも特徴です。
最新のプログラミング教育が取り上げられている一方で「自然体験」「バーベキュー」「ペットを飼うこと」「家族同士のつきあい」などが取り上げられています。
本書の教育観は公立志向の方向け
本書の教育観は、公立志向の方向けと言えるでしょう。
私立小学校に入れたい、すでに入れているという方には、ノンビリとした印象を持たれるかもしれません。
一方で「私立を選択肢に入れるのは高校から」とお考えの方にはシックリくるのではないでしょうか。
本書では、先取り教育よりも「読書」「漢字計算」といった学力の土台固めを重視し、「遊び」を含めた日常生活の経験を大切にしているからです。
そして、この日常生活の経験は「非認知能力、IQを高める経験」になりえるのかもしれません。
本書のツッコミどころ
共感する部分も多い本書ですが、ツッコミポイントがないわけではありません。
わたしが読んでいて感じたモヤっとポイントは「エビデンスや裏付けのない話がある」「親父ギャグがある」の2点です。
誤解がないように先に書いておきますが「エビデンスや裏付けのない話」も掲載されていますが「確からしい」といえる情報が多くを占めていると感じました。(なぜ「確からしい」という表現を使うかというと、現段階で「100%正解」が判明していない事柄が多いからです)
わたしは仕事上、教育に関するエビデンスやある程度「確からしい」という情報を元々知っています。
なので、本書に「エビデンスや裏付けのない話」が掲載されていたとしても「これは概ねその通りだろう」「やや疑問があるが否定はできない」と分けることができます。
しかし、多くの読者の方はその区別が出来ないと思うんです。
この点は、読まれる場合に少し留意した方が良いかなと思います。
あと「親父ギャグ」は好みがわかれるでしょうね…。
わたしは、そのたびに読書に対して急ブレーキをかけられているようで嫌でしたw
小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」のまとめ
最後に振り返っておきましょう。
『小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」』のポイントは「遊び」「読書」「計算・漢字」の3点です。
読書に関しては、このブログでも紹介しましたが読書数、蔵書数が多いほど子どもの学力が高まると言われています。
まずは「読み聞かせ」からはじめてみましょう。
それでは、また。