「バカとつき合うな」(堀江貴文・西野亮廣)を読みました。
今回は、この本についてです。
対談本ではない
表紙や作者名だけをみると対談本のように見えますが、そうではありません。二人が交互に頭に思い浮かぶ「バカ」について論じていくスタイルです。
このパターンを提案したのは西野さんだと本文中で明らかになります。読み終わった感想としては大成功だったように思います。
特に後半の「お互いがバカ」だと語り、「自分もバカ」だと語る構成なんですが、ただの悪口じゃなくて外向きにキレイに着地する感じがあります。西野さんのホリエモン評は特に面白かった。(これは後段で)
バカについて
バカとはなんでしょうか?
本書では様々なバカが登場します。文句言うだけのバカだったり、考えてるだけのバカ、考えもしないで何もしないバカ。
そして、ホリエモン、西野さん、「あなた」(読者)というバカ。
最後の最後にバカへのエールが送られます。
バカかどうかっていうより、常識とか与えられたものも全部自分なりに考えろ!
考えたら行動しろ! 考える前に行動しろ!(p.224より意訳)
矛盾してるんだけど、本書の中でのホリエモンの主張はこれなんですよね。
じゃあ、簡単に仕事がやめられるのか、生活していけるのか、というと答えは人それぞれでしょう。
わたしはどうだろう? そう考えると明確な答えを出さずに、行動が難しい理由をつくってしまいます。(こう言うときっとホリエモンにバカだと言われますwww)
ホリエモンは、「思考と行動が自分自身だ」(p.224)と述べます。
いきなり自分自身を変えることができる人は、ほとんどいないでしょう。
わたしは間違いなくそう。少しずつ、日々少しずつ、意識して変えていきたいと思います。
西野さんのエールが気になる方は、ぜひ本書を読んでみてください。
好きな部分
ホリエモンの「人生の配分ができないバカ」という章(p.106)がズキリと心にきてしまいました。
ホリエモンは、人生とは時間だと述べます。
小学校~大学に16年、就職して会社に43年。人生の4分の3も長すぎない?
自分の時間をそんなに使っていることに納得しているのと語り掛けてきます。
教育関係会社員のわたしの場合、仕事で学校に行くこともあるわけでどんだけ学校に行ってるのかな、と考えると悲しい気分になってきますwww
もう一つは西野さんが語る「ホリエモンについて」(p.192)。
ホリエモンは「母」だからみんな「甘えているんでしょ」という分析など幾つかの評が展開されます。「なるほど」と思わされ、「西野さんって優しい人なんだなー」と思わされ、ちょっとズルいぞwと思いました。
まとめ
・みんなバカ。
・ホリエモンも西野さんも読んだわたしもバカ。
・思考と行動が人間。行動しよう。
「バカ」の次に「あほ」はいかかでしょうか?www