りょうさかさんと

教育業界にいる陵坂さんが教育・子育て・DWEなどについて書くブログ

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探究活動・課題研究に必要な知識を手に入れる3つの方法


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探究活動・課題研究において必要な知識とはなんでしょうか?

研究テーマを設定した後は「個別の研究への知識」を学んだり、調べていくのはイメージしやすいと思います。

では、研究テーマを設定する前段階では、必要な知識は特にないんでしょうか?

わたし個人の考えを言えば、

知識はめちゃくちゃ重要

だと考えています。

なぜなら探究活動・課題研究のテーマが決まらない根本的な理由は、知識不足である可能性があるからです。

今回は知識の重要性と効率よく知識を収集する方法をご紹介するので、現在、知識に不安があっても安心してください。好奇心さえあれば大丈夫ですよ。

スキルと知識の違い

まず探究活動・課題研究についての「知識」について整理をしたいと考えています。

この記事では「知識」の中には「やり方」「研究手法」は含まないことを前提に述べていきたいと思います。 

このスキルに関する部分は前回の記事をどうぞ。 

もちろん「スキル」は、知識的な面もあります。 

例えば、白石賢司さんのツィッターにもありますが、アメリカでは自由研究のやり方を以下のリンク先の資料のような形でわかりやすく共有されています。 

本当はアメリカのように「スキル」を知識として学習して上で教科教育と自由研究と科学的方法論の流れが同じだということを自覚しながら学んでいく方が良いと考えます。

知らないことは考えられない

さて、話を戻して探究活動・課題研究に関する「知識」についてです。

冒頭で「知識はめちゃくちゃ重要」 と書きました。

では、なぜ探究活動・課題研究をするためには知識が重要なんでしょうか?

答えは、とってもシンプルです。

知らないことは考えられない

からです。

え? 疑いますか?。じゃあ、こういう質問はどうでしょうか。

例えば、「プラハの墓地」という小説について考えてみて下さい。

「プラハの墓地」とはウンベルト・エーコが書いた小説で、日本では2016年2月に出版されています。

ナチのホロコーストの根拠となった偽書「シオン賢者の議定書」にまつわる小説で世界的大ベストセラーになりました。わたしも読みましたが、無茶苦茶歯ごたえがあって面白いんですよね。

でも、知らない人は聞かれた瞬間に「は????」と固まったと思います。

そう、知らないことは考えることすら出来ないんです。

そして、知らないことばかりだと、考えることもできないし、研究テーマも決めることが出来ません。

言い換えれば世界を知ることで、考えてみようと思うことが自然と増え、それが研究テーマに繋がる可能性が出てくるということです。

知っていても考えられないことがある

いや、そこそこ世界のことなんて知っているつもりなんだけど、という人もいると思います。

例えば、宇宙について考えてみてください。 

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考えましたか?

地球、月、太陽、銀河系、ブラックホール、ビッグバン。そういう単語が浮かんだ人もいれば、宇宙が膨張し続けていることや宇宙が誕生した138億年前のことに思いを馳せた方もいると思います。

程度の差はありますが、わたしたちは宇宙のことを考えることが出来たと思います。

それは、知っているからです。

では、ビッグバンってどういう原理で起こったのか考えることはできますか? 

こう質問すると、たぶんほとんどの人は、考えられないと思うんです。

その理由は簡単ですよね。深く知らないからです。

つまり「知ること」には「浅く知ること」と「深く知ること」の2つがあるわけです。

そして、全く知らないことは全然考えられないし、知っている知識が増えれば増えるほど、考えられることが増えていくというわけです。

これはみんな一緒です。

だから、今、知らないことを恥じることも悔やむこともありません。

また知っているつもりでも浅い知識だった、ということは良くあることです。

色々賢そうに見える身近なあの人もテレビで評論しているあの人も目の前の先生も、知らないことは幾らでもあります。 

だから現在、知識に不安があっても安心してください。一日一日、少しずつ知識を意識的に獲得していきましょう。

ただ漠然と知識を仕入れようと思っても、時間も体力も限られていますよね。ここからようやく効率よく知識を仕入れるオススメの方法を紹介します。

新聞・テレビ・テレビを活用する

わたしがオススメする情報収集の方法は、新聞・テレビ・本です。

新聞・テレビをオススメする理由

新聞・テレビというと信用を失いつつあるメディアの一つですが、まだまだ大きく活用する方法があります。

どちらもオススメする理由は、同じで3点あります。

  1. 自分にとって興味のない情報が入ってくる。
  2. 世間が興味を持っている情報が入ってくる。
  3. 出来るだけわかりやすく情報を伝えている。

例えば、わたしはジャニーズ事務のジャニーさんが亡くなったことについて全然興味がありませんでした。

しかし、連日の新聞・テレビの報道のお陰で、それは世間にとって重大なことだということがわかりましたし、ジャニーさんがどんな方だったのなんとなく知ることができました。

このように新聞・テレビは短時間で興味のない情報を浅く知るのにとても向いています。

一方で新聞・テレビは報道時間・紙面の制約があるので、ここから深く知るのには適していません。

本をオススメする理由

本は、新聞・テレビで浅く知った分野について深く知るのに向いています。

オススメの読み方は、関連するジャンルの書籍を5冊程度をまとめ読みすることです。バラバラにあちこちのジャンルを読んでしまうと、忘れてしまいますからねw

ポイントは、最初の一冊は中学生向けくらいの一番簡単な入門書を読むことです。

一番簡単な本をじっくり読んで理解できれば、2冊目以降は知っている内容を飛ばしながら効率良く読んでいくことができますからね。

また専門家でも意見が分かれることがあるので、その違いをよく理解することが深く知ることに繋がっていきます。

図書館を活用して、お金を節約して情報収集をしていきましょう。

まとめ

最後にポイントをまとめておきますね。

  • 知らないことは考えることはできない
  • 浅く知るのには新聞・テレビを活用する
  • 深く知るのには本を活用する
  • 本は一つのジャンルを決めて5冊ほど読む
  • 最初に読む本はそのジャンルで一番簡単な本を読む

もし探究活動・課題研究のテーマ設定に困ったら、一旦足を止めて、新聞・テレビを見て、本を読んで少しずつ知ることを増やしてみてください。

考えられることを増やしていけば自然と見つかるはずですよ。それでは、また。 

得た知識をどう活用するかは、こちらをご参考に⇒