どうも、りょうさかさんです。
ようやくシン・エヴァンゲリオンを見ました。
1回目を見終わった感想を記録として書いておきたいと思います。
最高と退屈
短い言葉で作品全体の感想を言えば「最高だけど、どこか退屈に感じて、でも気持ちを整理するとやっぱり最高だった」というものです。
エヴァンゲリオンの魅力は、2つあると思います。
キャラクター、映像といったエンターテインメント的側面と「庵野監督の私小説だ」と表現する方もいるように文学的な側面です。
シン・エヴァは、前半はエンタメ的要素が強く、後半は文学的要素が強かったように思います。
見てるだけで興奮する「映像ドラッグ」ともいえるバトルシーンは更に凄みを増していました。
そんな映像ドラッグでアッパーなテンションから終盤は内面に入り込むダウナーな展開になります。
その落差を鑑賞中は「退屈」と頭が勘違いしてしまったように思います。
少年期と青年期
本作でシンジは「大人」になります。
初代ガンダムでは、シャアはガルマを殺して青年期を終えました。
一方、シン・エヴァのシンジは、カオルと黒綾波の死を通して少年期を終え、父を乗り越えて青年期を終えます。
そして、それを象徴するようにラストシーンでは、見た目も大人になり自立(親離れ)したシンジが駅の外へ駆け出していきます。
この流れが頭では見事な脚本だなと理解できる反面、少年期・青年期を一気に終える展開に少し頭と心がついていかないのも事実でした。
たぶん2回目、3回目の鑑賞の方がスムーズに受け入れられそうです。
おまじない
作中で印象に残ったのは「第三村」のシーンです。
エヴァを見ていて、正直自分が泣くと思っていなかったんですよね。
「さよならは、また会うためのおまじない」
数々の「おまじない」を受けるたびに人生を知っていく黒綾波は、シンジにおまじないをするまでに至ります。
この「おまじない」という言葉はとっても素敵だなと思いました。
今後、子どもに「コレ、何?」と聞かれたら「おまじない」と伝えようと思います。
まだまだ庵野作品を追いかけていく
次の庵野作品は「シン・ウルトラマン」、その次は「シン・仮面ライダー」だそうです。
できれば「シン・マジンガー」や「シン・真ゲッター」なんかも庵野監督に作ってもらいたいところです。
ただ、今の気持ちはこんな感じです。
ありがとう、エヴァンゲリオン。
さらば、エヴァンゲリオン。
パンフレットも繰り返し読もうっと!