りょうさかさんと

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【令和3年度概算要求】デジタル化からは逃げられない!


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どうも、りょうさかさんです。

以前、「令和の教育」について考えた記事を書きました。

 今回は文部科学省が「令和3年度概算要求」の資料を元に考えてみましょう。

概算要求とは 

概算要求とは、各省庁が翌年度に実施するのに必要な予算の見積書だと思ってください。

財務省が各省庁の概算要求書を精査し、年末に予算案が出来あがり、その後、閣議決定⇒予算案提出⇒国会審議⇒予算成立という流れになります。

そして、次年度以降に政策が実行されるというわけです。

つまり文部科学省の概算要求を見ることで、次年度以降に文部科学省がしたいことが読み取れるというわけです。

もちろんお金には限りがありますし、使い道についても議論がされるわけですから全てが実施されるわけではないこともご留意くださいね。

詳しくは、こちらをご覧ください⇒令和3年度概算要求のポイント(文部科学省)

文部科学省の概算要求のポイント

さて、ここからはわたしが文部科学省の「概算要求のポイント」という資料を読んで気になったことを取り上げていきますね。

デジタルを活用した教育

デジタル教材を活用した教育としてはデジタル教科書の実証事業が予定されています。

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その中身は…

小学校5・6年生の1教科、中学校全学年の2教科の学習者用デジタル教科書の経費全額を負担する

というものです。

対象は、小5~中3の5学年分です。

もちろん実証事業ですから日本中すべての学校が対象というわけではありません。

宿題など端末に配信し、学校の授業外でも使うことが想定されています。

またオンライン学習システムや全国学力・学習状況調査のCBT化、通信環境の整備なども挙げられています。

大学入学における共通テスト改革

大学入学者選抜の改革は、国語・数学の筆記中止、英語民間試験導入の中止、Japan e-Portfolioの指定廃止などとん挫状態です。

過去の記事をふりかえっても…

うーん、問題だらけですね…。 

さて、そんな大学入試改革ですが今回の「概算要求のポイント」を見るとこのように書かれています。

  • 令和6年度(2024年)からの試験問題の調査研究
  • CBT問題作成などを行うためのアプリケーション、出題形式の研究開発
  • 思考力・判断力・表現力を重視した共通テストの実施

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簡単に言えば、思考力・判断力・表現力を問う問題をCBTで出題することが検討されているわけです。

学力テスト、大学入学共通テストもCBTで出題される方向性だということは、私立入試はもちろん、校内の中間試験・学期試験もCBT形式で出題されるような時代が近づいてきているということです。

私見ですが、中学校の中間試験・期末試験などは全国共通でも良いような気がするんです。

だって、都立高校のように内申点(調査書)の点数割合が多いような地域もあるわけです。

学校毎に中間試験が違うと簡単な中学校の方が内申点(調査書)において有利になると思うんですよね。

数理・データサイエンス・AI教育

AI時代に必要な能力として以下の点が掲げれらています。

  1. 文理を問わず、全ての大学・高専生(約50万人 卒/年)が初級レベルの能力を習得する
  2. 大学・高専生(約25万人 卒/年)が、自らの専門分野への応用基礎力を習得する

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大学入学共通テストに「情報」が入ることが予定されていたり、数学において「データの分析」領域が手厚くなっていることの延長線上にある施策だといえます。

(参考)大学入学共通テストの再編案 「情報」新設へ 2025年から | 教育 | NHKニュース

デジタルとそれに伴うビッグデータをいかに扱う人材を育成するかが肝であることが伝わってきますね。

令和3年度の概算要求のポイントのまとめ

わたしが気になったポイントを簡単にまとめると…

  • 小5~中3の児童・生徒に対してデジタル教科書の実施事業
  • 共通テストはCBTを検討
  • 数理・データサイエンス・AI教育の重視

共通するのは全てデジタルにまつわることだという点です。

子どもも保護者も教員もデジタルは苦手だから、という言い訳ができない時代がくることが感じられますね。

前回と合わせて感じることは、わたしの娘(現在4才)が受ける教育は大きく変わる、という実感です。

親としてどんな準備をすべきか。

今後も考えていこうと思います。

それでは、また。