どうも、りょうさかさんです。
今回も「プログラミングの授業が始まる前に家庭でできる準備(後編)」です。
前編では「プログラミング的思考」を取り上げました。
後編では、いわゆるコードを書く「授業の中でのプログラミング」の準備について親御さんはどうすべきなのかについてです。
結論から書くと
「プログラミング」は気にせず、パソコン、タブレットの操作に慣れておきましょう!
というものです。
小学校での「コードを書く」とは
小学校のプログラミング教育の柱は、「プログラミング的思考」と「プログラミング」です。
前編では「プログラミング的思考」について家庭でできる3つの準備をご紹介しました。
今回は、小学校の「プログラミング」についてです。
「プログラミング」、いわゆる「コードを書く」と言っても「プログラミング言語を書く」わけではありません。
「言語を使わずにコードを書く」とは
「言語を使わずにコードを書く」と聞いてもピンときませんよね。
逆に難しく感じてしまうかも…
そこで学校現場でよく使われている「Scratch」について見てみましょう。
Scratchの画面はこちら!
(引用)https://scratch.mit.edu/projects/65220320/editor/
Scratchの画面の左側を拡大しますね。
するとこんなブロックが並んでいます。
「動き」という見出しの下に「10歩動かす」などのブロックが並んでいますよね。
このようなブロックが指示に応じていくつも用意されています。
その中から目的にあったブロックを選んで、右側に並べていくことで「コードを書く」ことができます。
これが「言語を使わずにコードを書く」ことです。
上のキャプチャ画像では、「ダンスを見て」と喋らせ「動かしたり」「ドラムの音を出したり」させる行動を猫にさせていますね。
ちなみに今回引用させてもらったキャプチャは「Scratchではじめよう! プログラミング入門 (日経BP)」という書籍で紹介されている完成例です。
小学校でのプログラミング教育の授業では、このScratchに代表されるような「言語を使わずにコードを書く活動」と「プログラミング的思考」が行われることになっています。
家庭で出来る準備とは
小学校での「プログラミング」の授業で何をするかイメージが持てたところでご家庭で、コードを書く準備として何ができるでしょうか?
わたしのオススメは、パソコンやタブレットに慣れておくことです。
と言ってもご家庭でバリバリScratchをしておこう!という意味ではありません。
Scratchなどプログラミングのツールは大人でも慣れるまで困惑しますw
一方で、その困惑は子どもにとっては大切な学習体験です。
ご家庭で親御さんが手取り足取り教えてしまうより、授業中に先生の話を注意深く聞きながら取り組んでいく方が良いと考えます。
とはいえ、Scratchをはじめとしたプログラミングの際には、「クリック」「ドラッグ」「ドロップ」という基本操作が大前提です。
この辺りの基本操作をご家庭でゲームなどを通じて体験してパソコンやタブレットに慣れておくとスムーズだと思いますよ。
それでも不安な方はScratchを触ってみよう
それでもうちの子には不安という方は、一度Scratchを触らせてみてはいかがでしょうか?
Scratchはインストールしなくても、Webサイトからアクセスしても体験することができますからね!
自分の意図した動きをさせるのは、大人でも最初は難しいですよ。
そして、親である大人でも「わかりにくいな」「難しいな」という姿を子どもに見せて安心させてあげてください。
お子さんはきっと安心しつつ、授業では家庭で一度触っているので操作には自信をもって取り組めるはずです。
「プログラミングを始める前の準備」のまとめ
- 小学校ではブロックを使ってコードを書くことが多い
- パソコン、タブレットの基本操作に慣れておこう
- それでも不安なら一度Scratchを触ってみよう
こうなったら素敵だなというイメージは、子どもに簡単な操作を慣れさせて授業に送り出し、子どもが帰ってきたらご家庭で再現してもらうことです。
きっとお子さんは誇らしげに伝えくれますよ!
親御さんは大げさに驚き、褒めてあげましょう!
ぜひ、試してみてくださいね。
それでは、また。
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