今回のレビューは「オックスフォードピクチャーディクショナリー第2版」です。
このピクチャーディクショナリーは、なんと4000もの語句がイラスト付きで紹介されています。
第二版は日本語訳もついているので特にオススメです!
小学生~中学生や英語を苦手な学校の先生にもオススメのピクチャーディクショナリーです。
- 「オックスフォードピクチャーディクショナリー 」の内容
- 「オックスフォードピクチャーディクショナリー 」の紙面を見てみよう
- 「オックスフォードピクチャーディクショナリー 」のポイント
- 「オックスフォードピクチャーディクショナリー」の注意点
- 「オックスフォードピクチャーディクショナリー」のまとめ
「オックスフォードピクチャーディクショナリー 」の内容
まず 「オックスフォードピクチャーディクショナリー」の内容をご紹介しますね。
本書は、以下の12の分野についてイラストと英語・日本語が書かれています。
- Everyday Language 日常会話
- People 人々
- Housing 住居
- Food 食品
- Clothing 衣類
- Health 健康
- Community 地域
- Transportation 交通
- Work 仕事
- Areas of Study 科目
- Plants and Animals 植物と動物
- Recreation レクリエーション
この一つ一つの分野についてさらに少なくとも8個以上の項目に分けられています。
例えば、「2.人々」の項目では、
- Adults and Children 大人と子供
- Describing People 人の特徴
- Describing Hari 髪型の特徴
- Families 家族
- Childcare and Parenting 保育と育児
- Daily Routines 日常生活
- Life Events and Documents 人生の出来事と各種証明書
- Feeling 感情
- A Family Reunion 親族会
というような9項目立てになっています。
収録語数は、冒頭に書いたように収録語句はなんと4,000!
コレ、どれくらい多いかと言うと…
2020年からの新指導要領で設定されている小学校の単語数600~700、中学校で1,600~1,800なんです。
つまり中学校卒業時点で2,200~2,500ということ。
オックスフォードピクチャーディクショナリーでは中学校卒業時の単語数を上回る量がイラスト付きで紹介されているというわけです。
「オックスフォードピクチャーディクショナリー 」の紙面を見てみよう
それでは「オックスフォードピクチャーディクショナリー 」の紙面を見てみましょう。
(引用)「オックスフォードピクチャーディクショナリー」人々-感情より
イラストは写実的ですが、味がありますね。
また日本の幼児向けのピクチャーディクショナリーよりも対象年齢が高いことが特徴です。
哺乳類のページを見ても日本名では有名だけど英語でどう言えば良いのかわからない「ヤマアラシ」「カモノハシ」なんかも紹介されています。
(引用)「オックスフォードピクチャーディクショナリー」植物と動物-哺乳類より
子どもの好きな動物が多少マニアックでもコレがあれば安心ですし、小学校高学年なら一人で調べることも出来ます。
ちなみに数学のページは、「負の数」も出てくるので中学校レベル。
(引用)「オックスフォードピクチャーディクショナリー」科目-数学より
また日常的な場面を多数取り上げているのも特徴です。
空港の場面を見てもらうとこのように…
(引用)「オックスフォードピクチャーディクショナリー」地域-空港より
「チェックイン」「手荷物を預ける」から始まり、「シートベルトを締める」「携帯電話の電源を切る」など実生活で欠かせない要素が盛り込まれています。
このようにかなり細分化され、実用的な要素がイラストと一緒に盛り込まれています。
学校教育や受験勉強では学びづらい、より実用的な英語表現を学ぶことができますね!
社会人の方が生活の中ですぐ使える表現を学びたい場合にも活用できます。
「オックスフォードピクチャーディクショナリー 」のポイント
ここまでの内容をまとめると
- 収録語数は4,000
- 12分野についてイラストと英語を表記
- ピクチャーディクショナリーでありながら内容はしっかりしている
- 日常的な場面で必要な表現が収録されている
というのがポイントです!
子どもから大人までイラストイメージと一緒に英語を楽しく学ぶことができますね。
と良い面ばかり紹介してきましたが、当然、購入前の注意点もあります。
「オックスフォードピクチャーディクショナリー」の注意点
「オックスフォードピクチャーディクショナリー」の購入前の注意点は3点あります。
- 音声が出ない
- 持ち歩きには不向き
- テスト用なら点数には貢献しづらい
まず「音声がでない」についてですが、「オックスフォードピクチャーディクショナリー」単体には音声CDは付いていません。
発音を学ぶためには、別途音声CDを購入するかアプリを購入する必要があります。
音声CDはこちら⇒
アプリならこちら⇒
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次に「持ち歩きには不向き」についてですが、A4版で紙質も薄い通常のものです。
重さは約800gなので、移動中に学ぶのであれば別のピクチャーディクショナリーや英単語集の方が良さそうです。
「テスト用なら点数には貢献しづらい」について「オックスフォードピクチャーディクショナリー」は、実用的な表現が多い反面、テストなどの点数に直結する要素は低くなります。
テストの点数を気にするのならターゲットなどの単語帳の方がオススメです。
またイラストがリアルよりなのも、子ども向けの場合には厳しいかもしれません。
わたしも3歳の娘用に買いましたが、使うのは「もう少し大きくなってからかなー」と考えています。
「オックスフォードピクチャーディクショナリー」のまとめ
「オックスフォードピクチャーディクショナリー」の特徴をまとめると…
- 日本語訳が必要なら第二版を購入しよう
- 収録語数は4,000
- 日常的な場面で必要な表現が収録されている
- 音声を大切にするならCDかアプリ
- 学校の成績重視なら別の単語帳
「お子さんと一緒に英語を勉強中の方」「日常生活に密着した英語表現を身に着けたい方」「子ども自身に興味のある単語を調べさせたい方」にオススメのピクチャーディクショナリーです。
学校の先生も教室に一冊置いておくと便利かもしれませんね。
それでは、また。