どうも、りょうさかさんです。
初めての子育てって不安だらけですよね。
特に「ほめる」「しかる」は本当に難しい…。
今回は、複数の知育本・教育本で共通する「ほめる方法」「しかる方法」をまとめておきたいと思います。
- 複数の知育本・教育本で共通する方法
- 複数の知育本・教育本で共通する「ほめる」方法
- ほめる方法のまとめ
- 複数の知育本・教育本で共通する「しかる」方法
- 「しかる」方法のまとめ
- 複数の知育本・教育本で共通する「ほめる」「しかる」方法のまとめ
複数の知育本・教育本で共通する方法
いざ、子育てを始めると困惑することばかり。
そのたびに知育本・教育本を読んで情報を集めていきました。
いくつかの書籍で共通して取り上げられている情報を集めることが、正解に近づく方法なのではないかと考えました。
親が子どもとの関わりの中で、大きい要素を占める「ほめる」「しかる」について絞ってまとめたいと思います。
複数の知育本・教育本で共通する「ほめる」方法
プロセスをほめる
単純に「えらい!」「スゴイ!」とほめるのではなく、「プロセス」をほめることが大切です。
子どもが自己肯定感をもつ大事な条件とは、子どもが「自分が成長したら喜んでくれる人がいる」ことを知っていることです。(中略)
できたらほめる、ということも大事なことですが、そこでは「挑戦したことそのもの」つまりプロセスを認める、ということが自己肯定感を育むことになります。
(引用)子どものやってみたいをぐいぐい引き出す「自己肯定感」育成入門(平岩国泰・夜間飛行)p.35
なかなか結果が出ない場合でも、「がんばっているね。えらいよ、その調子」などと、努力して取り組んでいる過程をこまめにほめてください。その言葉が励みになり、行動が強化され、課題達成につながります。
(引用)発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ(shizu・講談社)p.24
「自己肯定感」「発達障がい」と書籍のジャンルは違いますが、共通して「プロセス」をほめることを挙げています。
具体的に「ほめる」
プロセスの他に大切な要素として「具体的」にほめるがあります。
効果的な「ほめる」についてはすでに研究されていて、即時性、明示性、具体性、多様性の4つが重要だと言われています。
(引用)科学的に考える子育てエビデンスに基づく10の真実(和久田学・緑書房)p.57
曖昧な言葉を使ってほめると、子どもに意図が伝わりません。たとえば、運動会で1位になったら「すごいね」ではなく「速いね」であり、部屋をかたづけたら「えらいね」ではなく「かたづけしてキレイだね」と言うようにして、言葉を選んで行動の因果関係を教えてあげられるようにしましょう。
(引用)マンガでやさしくわかる子育てコーチング(竹内エリカ・日本能率協会マネジメントセンター)p.159
ほめる方法のまとめ
- プロセスをほめる
- 具体的にほめる
親からすると言わなくても伝わるような気がしてしまいます。
でも、良く考えれば曖昧な表現をして誤解を生むのは、会社でも夫婦でも一緒ですよね。
なんとなく難しく感じてしまうかもしれませんが、大丈夫です。
短い褒め言葉を終わらせずに、長く伝えようとすると自然と「プロセス」「具体的」になりますからね!
複数の知育本・教育本で共通する「しかる」方法
そもそも「しからない」
そもそも出来るだけ「しからない」というスタンスが大事です。
「怒れば何とかなる」という子育てをしていると、子どもも「怒れば何とかなる」と思って成長します。
(引用)保育者のための子どもの「怒り」へのかかわり方アンガーマネジメントのテクニック(野村恵里・中央法規)p.132
【第5原則】 まず、「諭す」。「叱る」「怒る」は非常時のみ
(引用)子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」 (石田勝紀・ディスカヴァ-・トゥエンティワン)p.16
「叱る(とくに厳しく叱る、体罰を与える)」には深刻な副作用があり、全体として教育効果はむしろマイナスであることがわかっているからです。
(引用)科学的に考える子育てエビデンスに基づく10の真実(和久田学・緑書房)p.35
叱ることがしつけではない
(引用)子どもの心のコーチング(菅原裕子・PHP文庫)p.112
とにかく「しからない」ことを頭に入れる、グッと堪える。
では、どうやってグッと堪えると良いのか?
感情的にならない
そのためには大事なのは感情的にならないことです。
怒りの自動スイッチをリセットすることから始めよう
(引用)子どもの心のコーチング(菅原裕子・PHP文庫)p.115
アンガーマネジメントは、「怒る」ことがNGではなく、上手に怒ることが出来れば怒ってOK。衝動的に暴力を振るうのではなく、まずは衝動のコントロールで一呼吸おきます。
(引用)保育者のための子どもの「怒り」へのかかわり方アンガーマネジメントのテクニック(野村恵里・中央法規)p.11
具体的には「6秒待って怒りを落ち着ける」などの方法があります。
感情的にならないように頭の中をクールダウンさせましょう。
しかし、それでも叱らないといけない場面ってありますよね。
否定語は使わない
そもそも叱らないように環境を整えたり、ルール作りをしたりと様々な提案が知育本・教育本では書かれています。
それでも、現実的にはどうしても叱る場合がありますよね。叱る際に気を付けることはなんでしょうか?
それは、否定語を使わないとうことです。
人間の脳は否定語を判別できないのです。(中略)
否定語を使わずに注意をするなら、「ここでは歩こうね」「座っていようね」という言い方をしましょう。
(引用)モンテッソーリ教育×ハーバード式 子どもの才能の伸ばし方(p.127)
できるだけ肯定的な言葉かけをすること。言い換えれば、「○○しちゃダメ!」「○○しないで」といった否定的な言葉をなるべく使わないということです。
(引用)発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ(shizu・講談社)p.71
否定語を使わずに具体的な言葉かけをすることが大事なんです。
「しかる」方法のまとめ
- そもそも「しからない」
- 感情的にならない
- 否定語は使わない
ついつい「ダメ!」「やめて!」って声が出てしまいますよね。
わたしもそうです。
意識していても咄嗟に言ってしまうことってどうしてもあるんです。
そういう時にわたしはこの「肯定的な言葉かけ」「具体的な言葉かけ」をプラスするようにしています。
例えば、人込みで走りだそうとした場合だと…
「やめて!」と思わず口走った後で、「ゆっくり歩こう」「手を繋いで歩こう」とプラスするようにしています。
子どもを大事に思うからこそ思わずでてしまう「ダメ」という否定語。
なかなか出さないようにするのは難しいんですが、プラスすることは案外出来るので、まずここから意識しています。
複数の知育本・教育本で共通する「ほめる」「しかる」方法のまとめ
最後にもう一度まとめておきますね。
ほめる時は…
- プロセスをほめる
- 具体的にほめる
しかる時は
- そもそも「しからない」
- 感情的にならない
- 否定語は使わない
「ほめる時」「しかる時」に共通していえることは「具体的に話す」ということです。
これは普段の会話でも同じように意識すべきなのかもしれません。
また発達障がいの子どもへの接し方としても同様に「指示は簡潔&具体的に」と書かれています。
子どもへの指示は簡潔&具体的に
「ちゃんとしなさい」と漠然とした指示を出したり、複数の行動を一度に指示したりすると、子どもはどうしていいかわからず混乱します。
(引用)発達障がい向けの書籍「発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ(shizu・講談社)p.80
よく考えれば大人のわたしたちでも、よくあると思うんです。
後輩に仕事のお手伝いをお願いしたら、言葉を少し省いたせいで自分のイメージとは違うものが上がってきたり。
ほめる時も、しかる時も、子どもにも、大人にも「具体的な言葉かけ」を意識した方がお互いにとって幸せだと思います。
さて、冒頭に「いくつかの書籍で共通して取り上げられている情報を集めることが、正解に近づく方法なのではないかと考えました」と書きました。
そもそも教育方法に「正解」なんて画一的なものがあるのか、わかりません。
それだけ子ども一人一人の特徴って違いますよね。
これから子育てを始める方、子育て中の方に少しでも参考になれば幸いです。
なお、著作権の関係及び著者さま・出版社さまへの敬意からそれぞれの書籍の該当部分のエッセンスのみを引用いたしました。
詳しく知りたい方はぜひ、引用元の書籍を読んでみてください。
この記事で引用した書籍
それでは、また。