どうも、りょうさかです
読書の効果が子どものどう影響を与えるのか?
今回は、読書の効果と保護者は今何をすべきなのかをご紹介です。
読書と学力の関係
「読書と学力の関係」についてはベネッセさんの調査をみてみましょう。
こちらの調査は「進研ゼミの電子書籍サービス」をもとに学力の推移をみたものです。
1年4か月に偏差値の変化を見たものをです。
(引用)読書は学力が低い子どもたちに大きなプラス効果「自分で調べる」「話題が増える」幅広いメリットが明らかに-株式会社ベネッセホールディングス2018年10月26日
読書量が多いほど成績が向上していることがみてとれます。
また読書量が上がることによって 「算数」の学力が向上していることも合わせて指摘されています。
特に「算数」の学力に大きな影響が見られた。「文章中に与えられた問いや条件を正確に読み取る力」を高めていることや、読書習慣によって落ち着いた学習環境が整い、「積み上げ型」の問題(計算問題など)にプラスの効果をもたらしたことなどが推察される。
(引用)読書は学力が低い子どもたちに大きなプラス効果「自分で調べる」「話題が増える」幅広いメリットが明らかに-株式会社ベネッセホールディングス2018年10月26日
もちろんこの研究にツッコミどころがないというわけではありません。
ツッコミポイントとしては…
- あくまで「進研ゼミの電子書籍」の読書数に過ぎない
- つまり紙の書籍の読書数は、調査されていない
- 1年4カ月で10冊以上は「多い」という基準だが、1月1冊以下で「多い」のか?
初期時点では、読書量のない子どもほど学力が高いということも指摘されています。
初期時点では読書量「無」しの子どもほど、学力が高く、読書量が「多」い子どもほど学力が低いという意外なデータがみられました。
(引用)読書が算数の学力に影響?—読書量と学力の関係を考える|ベネッセ教育情報サイト
まだまだ調査中の案件ですが、ここまでをまとめると…
- 1月1冊以上の読書で学力向上
- 特に「算数」に大きな影響がみられた
というような効果がみられる考えられます。
家庭の蔵書と子どもの学力も関係する
さて、読書に関しては子どもさん本人の読書量だけではなく、家庭の蔵書も学力に関係することがわかっています。
詳しくは以前のこちらの記事をどうぞ⇒
記事の内容をまとめると…
- 家庭の蔵書数が多いほど学力は、高い傾向にある。
- しかし、社会経済的背景が高ければ、低い層よりも蔵書量が少なくても学力は上になる。
という内容です。
「家庭の蔵書数が多い」ということは、保護者も読書している家庭の子どもの学力が高いということです。
では、読書離れが叫ばれる昨今、保護者は読書しているのでしょうか?
保護者が本を読んでいない
保護者が読書をしているかどうかについて、舞田俊彦先生のツイッターより引用させていただきます。
保護者さんの年齢に該当する「35~44歳の読書率マップ」です。
うわあ。
— 舞田敏彦 (@tmaita77) January 28, 2020
勉強しないで搾取されるだけの「社畜」の増加かなあ。これこそ「失われた25年」じゃないのか。 pic.twitter.com/qlcE41M9tc
東京だけが50%以上という結果…。
「読書量と学力」から子どもの学力を上げるためにできることのまとめ
- 子どもが読書をすると学力向上(特に算数)
- 家庭の蔵書も学力に関係する
- 保護者がそもそも本を読んでいない
保護者が読書していないのに子どもに「読書しなさい 」「本なら買ってあげるよ」と伝えても効果は見込めないです。
自分が子どもの時を思い返してもそうですよね
学力のために子どもに本を読まそう!
そう思った方は、まず自分用に一冊本を買うことから始めてみませんか?
それでは、また。