どうも、りょうさかさんです。
現在、流行中の「新型コロナ」について気付いたことを記録的にまとめておこうと思います。
気付いたことは以下の4点です。
- 未知のものは怖い
- 多元的無知
- 管理統制を拒むことへのリスク
- 在宅勤務の快適さ
未知のものは怖い
新型の「新型コロナ」の4月2日時点で日本国内の死者は82人になりました。
世界では、5万人以上の方が亡くなっています。
わたしだって新型コロナは恐ろしいですし、罹りたくありません。
でも、これがどれほど恐ろしいのか、わたしたちはどれだけ冷静に考えられているでしょうか。
簡単な方法として他の死亡者数・死亡率と比較するという方法があります。
例えば、季節性のインフルエンザと比較すると2018年の日本国内の死者は、約3,300人。
日々の交通手段の一つである自動車の交通事故と比べてみると2019年の交通事故死者数は、約3,200人。
煙草による年間死亡者数は、厚生労働省の資料によると…
喫煙者は、約12~13万人。受動喫煙による年間死者は6,800人。
厚生労働省の資料だと「肺がん」「虚血性心疾患」の2つしか計上していません。
国立がん研究センターの資料では「脳卒中」「乳幼児突然死症候群」も引き起こすことを考慮してこの2つを死亡者数に加えると受動喫煙で年間約1万5千人が亡くなっています。
しかし、こういった単純な比較が、これから収束するのかさらに拡大するのかわからない「新型コロナ」に行うことが有効なのかという疑問もあります。
ただわたしが感じたことはこの正否よりも、人間はそれだけ未知なものが怖いということです。
わたしが上で書いたことなんて多くの方がツイッターなどで言っていることです。
それなのに「怖さ」は消えないんです、よくわからないから。
どこかの星に宇宙人がいたとしても仲良くすることは容易ではないだろうな。
そんなことを思いました。
(参考)
なんと1日50人以上「インフル死者」が日本で急増する不気味 怖いのは新型コロナだけじゃない (2/5) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
平成24年2月27日 たばこアルコール担当者講習会厚生労働省健康局総務課生活習慣病対策室
日本では受動喫煙が原因で年間1万5千人が死亡-国立がん研究センターがん対策情報センター
多元的無知
トイレットペーパーや冷凍食品の買い占めなどもありましたよね。
さて、これに関して「多元的無知」という言葉を以下のツイッターで知りました。
多元的無知とは、「集団の多くの成員が、自らは集団規範を受け入れていないにも関わらず、他の成員の殆どがその規範を受け入れていると信じている状態」、つまり実際は嫌々行ってるのに、「皆がルールを受け入れている」と思われてしまうことで拒否できない状態、とされる (岩谷舟真・村本由紀子 2015) https://t.co/cxlC58UqBM
— バレット (@Barrettm95sp) April 2, 2020
冷凍食品の買い占めを例にすると「ロックダウンなんて起きない」だろうけれど 「心配になった人が買い占める前に食料品を買っておこう」という心理のことを「多元的無知」だと言えます。
歴史の教科書で習った「米騒動」でみんなが知っていることなのに、令和の時代に繰り替えされたのはこの「多元的無知」のせいなのかもしれません。
管理統制を拒むことへのリスク
国から管理統制をされることに嫌悪感ってありますよね。
自分もどちらかと言えばそうで、マイナンバーカードも手続きしておりません。。。
こういう人、多いのではないでしょうか?
一方で、今回のような事態に際して「国が命令すべきだ」という意見もよく見かけます。
「強制検査!」「隔離!」「入国禁止!」などなど。
テレビ・新聞に登場する「識者」と言われるような人達、特に普段は「強権発動」に反対している方々が強権発動を望むことに驚かされました。
力強い言葉ですが、そういったことを国が命じる根拠はどこにあるのでしょうか?
わたしは大学時代に少しだけ法律を勉強する機会がありましたが、基本的に「法律」がなければ国は動けません。
状況に合わせて権力者が臨機応変に対処出来れば便利なように感じますが、その裏返しには今回とは別の有事の際に緊急事態だから法的根拠はないけど「徴兵制!」みたいなことも出来てしまうリスクが隠れているからです。
自分に関係のないと思われることや自分の身を守るためなら国に「強権発動」をしてほしい、同時に自分の生命・自由が揺るがされるような「強権発動」はしてほしくない、という考えには賛同できません。
気持ちはわからなくもありませんが、それは基準を「法律」ではなく、酷く個人的な「感情」にしてしまうに過ぎないからです。
本来であれば、緊急事態を見越して「法律」を平時から整備すべきなのですが、それに反対してきたのは、マイナンバーを申請すらしないわたしのような管理統制に嫌悪感を持つ人達です。
管理統制とは、個人の権利義務と国のバランスとも言い換えられるでしょう。
少なくともわたしは、自分の決断のリスクに目を反らさず、今後もバランスについて考えていきたいと思います。
在宅勤務の快適さ
さて、最後はとても個人的な話題。
新型コロナの不要不急の外出自粛により勤めている会社でも在宅勤務が始まりました。
在宅勤務で感じたのは、こちら。
- 仕事がはかどる(笑)
- 無駄な移動の時間がない
- リソースを無料で使える会社に感謝
まず一番印象深いのは「仕事がはかどる」という点です。
おそらく朝の通勤ラッシュで削られている体力を仕事にそのまま使えているからだと思います。
また「無駄な移動時間がない」ので、睡眠時間もその分増えて体力の回復量がいつもより良いのかもしれません。
2つを合わせていえば「仕事に体力を注ぎ込めているので能率が上がった」と言えるでしょう。
また同僚からの相談、他部署との調整なども最小限で済むのも在宅勤務の良さですね。
一方で気付かされるのは会社のリソースのありがたみです。
電気代光熱費・コピー代はもちろん機材、ソフトもそうですし、会社から与えられた空間がなんとありがたいか。
そんなことに気付かされました。
「新型コロナ」蔓延で気付いた4つのこと
最後にまとめると
- 未知のものは数値比較してもなお怖い
- 無知な人がいるだろうから、と結局無知な人と同じ行動をとる
- 管理統制を拒むのならそのリスクを理解する
- 在宅勤務の快適さ
早く新型コロナ騒動が落ち着き、日常が戻ってくるのを祈っています。
ただ経済への打撃はしばらく尾を引きそうなのが嫌なところですね。
それでは、また。