「スマホゲームへの課金は無駄!」
「何も残らないものに金を支払うなんてアホ」
そういう批判を聞くことがあります。
あなたもそう思いますか?
スマホゲームへの課金の是非は別として、何も残らないことに金を使うのは無駄なのかどうか考えてみたいと思います。
お金を払っても何も残らないもの
確かにスマホゲームへ課金をしても手に入るのは、言ってみればデータだけ。そのデータすらいつサービス終了で消えてしまうのかわかりません。
では、お金を払っても何も残らないものってスマホゲームだけでしょうか?
わたしが思いついた中で特徴的なものを書き出してみると…
- 幼少期の旅行費用
- 高校時代の部活の費用
- 賃貸マンションの家賃
「幼少期の旅行費用」は、2~3歳の頃の記憶なんて大人になればほとんど覚えていないですよね。記憶にも残らないものにお金を支払ってますよね。
「高校時代の部活の費用」は、例えば野球部の高校生が全員野球に関する仕事をしているかというとそういう人はホンの一握り。つまり、その後の人生に野球が関係していないんですよね。
「賃貸マンションの家賃」は、同じお金をローンで35年払えば一軒家が手に入ります。何も残らないものに支払っているって無駄じゃないですかね。
でもね、「幼少期の旅行費用」「高校時代の部活の費用」「賃貸マンションの家賃」を完全に無駄なお金だと決めつける人っていないと思うんです。
じゃあ、スマホゲームへの課金が無駄ことと何が違うんでしょうか?
お金を支払っている対象は何か
「幼少期の旅行費用」「高校時代の部活の費用」「賃貸マンションの家賃」を無駄じゃないという人は、どうしてそう思うのでしょうか。
それって実は、違うことにお金を支払っているからではないでしょうか?
「幼少期の旅行費用」は、子どもと親が一緒に過ごす時間や子どもの経験、情操教育なので様々な要素に対してお金を支払っていると言えるでしょう。
「高校時代の部活の費用」も同様です。
「賃貸マンションの家賃」は、家は手に入りませんがいつでも引っ越せるという選択肢にお金を支払っていると言えます。
こう考えればそれぞれ無駄な支払いとは言えませんよね。
じゃあ、スマホゲームへの課金は何に支払っているのでしょうか?
スマホゲームの種類によりますが「快適になる」「時間が短縮できる」「ゲーム仲間との競い合い」など色々思いつきますが、たぶんまとめると「ゲームをより楽しむ」ために支払っているんですよね。
他人の金の使い道なんてほっておけ
スマホゲームへの課金をデータだけを買っていると思うからおかしくなるんです。
あなただってポケモンGOやドラクエウォークで友だちと会話をしたことがあるはず。
今ではスマホゲームも人気作になるとコミュニティ化し、現実世界やツィッター上でプレイヤー同士の交流があったりしますよね。
いつかは終わるかもしれないけれど、その時熱中しているものを通して遊んだり、交流したりする。
これって普通のことだと思うんです。
もちろんスマホゲームへの課金は射幸性を煽るなどの問題はあります。
ただし、趣味の範囲での支出ならそこまで他人がとやかく言うレベルじゃないと思うんですよね。
バッティングセンター、ゴルフの打ちっぱなし、ジム、英会話教室、予備校に通っている人を見て「あっ!こいつ課金勢だー」って言わないでしょw
何のためにお金を使うのか
他人から「何も残らないことに金を使っている」ように見えたとしても、本人とっては意味のあるお金の使い方かもしれません。
貴重な経験のためかもしれないし、時間を節約するためかもしれないし、選択肢を確保するためなのかもしれません。
無駄な支払かどうかは本人たちが決めることです。
あくまで本人たちが納得して、本人たちの適切な範囲で使っているならとやかく言う筋合いはないように思いますよ。
あなたはどう思いますか?
それでは、また。