ご家庭で時計から時間を読み取る教育をしていますか?
時間管理を子どもが幼稚園くらいの時から出来たら素晴らしいですよね。
でも、どうやって教えたら良いかわからない!
そんな不安な方に3歳から使えるオススメの知育玩具と選び方のポイントをご紹介しますね。
時計を学ぶのは小学校1・2年生
まず押さえておいてほしいのは、「時計と時刻」について学ぶのは小学校1年生と2年生だということです。
第1学年では,日常生活で時刻を読んだり,時刻の読み方を用いて,日常生活を時刻を基に捉えたりすることについて指導してきた。第2学年では,時間の単位に着目し,時刻や時間の単位やそれらの関係を理解することを主なねらいとしている。
(引用)小学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説算数編‐文部科学省 p.124より
つまり6歳、7歳で理解できていれば良いとも言い換えることができます。
ただ小1、小2でもつまづきやすいのが「時計」という分野です。
もしお子さんの年齢が小学校入学前~小学校1年生くらいであれば、お子さんがわからなくてもお父さん、お母さんは「どうしてわからないの!」と焦らないでください。
それよりも「小学校1年生・2年生で習うことだから少し難しい。だから間違っても良いから考えてみようね」というスタンスで子どもに寄り添いながら教えてあげてくださいね。
幼稚園・保育園段階ならなおさら焦らないでください。
お受験などの事情がなければ「小学校入学までになんとなくわかる」というのを一つの目標にしてみてはいかがでしょうか。
時計知育玩具の選び方
さて、これを踏まえてもらって時計の知育玩具の選び方のポイントをご紹介します。
りょうさかさんが考えるポイントはこちらの3点。
- 壊れにくく、軽い。
- 0分からスタートして59分で終わるもの
- 時計に時間の範囲がわかりやすく表示されている。
特に重要だと考えるのは、2「0分始まり、59分終わり」と3「時計に時間の範囲がわかりやすく表示されている」の2点です。
時刻表記は「0分スタート」or「1分スタート」?
まず2の「0分始まり、59分終わり」についてです。
そもそも時計の知育玩具には分表記が「0分からスタートして59分で終わるもの」と「1分からスタートして60分で終わるもの」「分表示が全くないもの」の3パターンがあります。
ここで取り上げたいのは12時の位置の分表示が「0」か「60」かという違いです。
「0分からスタートして59分で終わるもの」は、実際の時計の読み方を重視した表記になっています。
・12時が「0分」表記の時計知育玩具例
この表記のメリットは、そのまま時計の針が示す時間を子どもが読み上げれば、正解にたどり着ける点です。
その代わり悩むことになるのが「0(ゼロ)」を理解しなければならない点です。
一方、「1分からスタートして60分で終わるもの」は、「0(ゼロ)」という概念は出てきませんし、「60分で1時間になる」ということを理解しやすい表記になっています。
・12時が「60分」表記の時計知育玩具例
ただ「1分スタート」も万能ではありません。
それは分針が60を指していた場合、そのまま子どもが読み上げると間違いになってしまう点です。
例えば、3時60分なんて時間はないですよね。
つまり60分の時だけ子どもは頭の中で60を0に置き換える必要がでてきます。
ここで子どもが混乱してしまうんですよね。
時計は本当に難しいので、個人的には表示された数字をそのまま読み上げれば正解になる「0分始まり、59分終わり」をオススメしています。
時計に時間の範囲がわかりやすく表示されている
3の「時計に時間の範囲がわかりやすく表示されている」についてです。
これは実際に親戚の子ども(小1)に時計の読み方を教えてあげた時のことなんですが、短針が数字の間に来たときに悩むんですよね。
例えば3時45分くらいって短針がかなり4よりの位置にありますよね。
そこで「4時なのかな?」って悩むんですよ。
そういう時に「この範囲は3時だよ」と色や枠が示されている方が子どももわかりやすいし、親も教えやすいですよ。
というわけで、りょうさかさんが購入したのは「くもんのNEWくるくるレッスン」です。
くもんのNEWくるくるレッスンのポイント
わたしが大事だと思うポイントが全部つまっているのがこのくもんの「NEWくるくるレッスン」なんです。
- 壊れにくく、軽い。
- 0分からスタートして59分で終わるもの
- 時計に時間の範囲がわかりやすく表示されている。
見てもらうとわかるように「0分スタート」「時刻の色分け」していて、とってもわかりやすくなっています。
基本的に短針と長針が示す数字を読み上げれば、時刻がわかるようになっています。
時計の下にデジタル表示とイラストもあるので、子どもの生活と結び付けてイメージしやすくなっています。
しかも時計の読み取りになれてきたら、分表示や時刻の色分けを隠すことも出来るようになっています。
そして、なんと言ってもお値段が安い!
Amazonで1,000円程度!!(わたしが購入時点)
りょうさか家の使い方
りょうさか家では、娘が3歳になってすぐ購入しました。
その時に合わせて購入したのがこちら。
実は家の中にアナログ時計がなかったんですよね…。
それで時計を読め!なんて言えないですよね
ご家庭にデジタル時計しかない家庭は、アナログ時計も室内に設置することをオススメします。
この置き時計は7cm程度でかなり小さいので子どもにも渡しやすいんです。
そうやって子どもに時計への興味を十分に持たせてから「くもんのNEWくるくるレッスン」を渡して、自由に遊ばせています。
もう少し成長したら「短い針がさしている数字は何かかな?」「長い針がさしている数字は何かな?」と聞いてみようと思います。
時計教材を選ぶポイントのまとめ
- 「時計」は小学校1年生・2年生で学ぶものだから焦らない
- 教材は、壊れにくく、軽いもの
- 0分からスタートして59分で終わるもの
- 時計に時間の範囲がわかりやすく表示されているもの
- 家にアナログ時計を用意して、目に触れさせよう
焦らず時計の玩具で慣れさせながら、数字が読めたらお子さんをほめてあげましょう。
きっと笑顔になってさらに取り組むはずですよ。
それでは、また。