ついにこの日が来ました。
英語民間試験の導入、延期!!!
(参考)英語民間試験 来年4月からの実施を見送りへ | NHKニュース
萩生田文科相 英語試験 抜本的に見直し 5年後実施に向け検討 | NHKニュース
結論から書くと「それでも今、中学生は民間試験対策はしておこう」というものです。
英語民間試験導入、延期
まず、最初にお詫びします。
本ブログの読者のあなた、予想を外してしまって本当に申し訳ありませんでした。
りょうさかさんの予想は「英語民間試験は実施」というものでした。
この上の記事では、選挙があるので止まらないのではないか、と予想しました。(今となっては恥ずかしい…)
結果は、冒頭で触れたとおり延期です。
これは私の完全に想像・妄想ですが、選挙が予想されるからこその延期だったのかもしれません。
この2週間に菅義偉官房長官の人事と呼ばれる「河井克行・法相」「菅原一秀・経産相」が連続して大臣を辞任し、今回萩生田大臣の問題発言がありました。
こんな状態では選挙の勝敗以前のドタバタですよね。
ここで一回火消しをしたかったのかもしれません。そういう意図もあっての延期という感じでしょうか。あくまで想像ですが…。
さて、話を英語民間試験延期に戻し、2019年11月1日に表明された萩生田光一文科大臣のメッセージを見てみましょう。
わたしが気になった文章はこちら。
大学入試における新たな英語試験については、新学習指導要領が適用される令和6年度に実施する試験から導入することとし、今後一年を目途に検討し、結論を出すこととします。(中略)
今回、文部科学省としてシステムの導入見送りを決めましたが、高校生にとって、読む・聞く・話す・書くといった英語4技能をバランスよく身に付け、伸ばすことが大切なことには変わりがありません。
ポイントは2点。
- 新たな英語試験は、令和6年度から実施
- 文科省としては英語4技能テストは諦めていない
これらについて書いていきましょう。
結局、今の中学生は民間試験対策が必要
1点目について、5年後の令和6年度(2024年度)から実施というわけですから、2019年現在、中学2年生が対象になるということです。
じゃあ、しばらく民間試験対策は不要かというとそうではありません。
少なくとも今の中学生は、早めにしておいた方が良いです。
なぜなら引用したように、まだ文科省は英語の4技能の測定を諦めていないと読み取れるからです。
以前、取り上げましたが令和3年度(2021年度)の都立高校入試にでも英語民間試験が導入されます。
詳細はこちらの記事を見ていただくとして…
こちらの対象は、2019年現在中学1年生です。
東京都以外の都道府県でも民間試験利用や4技能を評価する高校入試の動きがあります。
もちろん共通テストの民間試験導入が延期されたので、この都立高校入試の英語民間試験導入も延期される可能性は十分あります。
ただ現時点の状況では、中学生、その下の小学生は変わらず英語の4技能が問われる可能性は高そうです。
英語民間試験導入、延期のまとめ
- 新たな大学入試の英語試験は、令和6年度から実施(2019年現在中学2年生が対象)
- 令和3年度都立高校入試では英語民間試験が導入(2019年現在中学1年生が対象)
- 浪人の可能性などを考慮すると現在の中学生以下は、4技能対応が必要
義務教育中のお子さんがいる家庭、小・中学校の先生の英語指導について延期があっても、必要な英語力の方向性は大きく変わらないと考える方が良さそうですね。
また大学入試改革について情報が入り次第、ご紹介したいと思います。
まず英検3級くらいから目指してみましょう。それでは、また。