台風、凄かったですね。
わたしはその時、絶賛出張中…ホテルに缶詰め状態。
何もすることがないので、テレビで台風情報をチェックしながらタブレットでAmazonプライムを使って映画を見て過ごしました。
何本か見たんですが、これから社会に出る学生さんにオススメだと思ったのがレオナルド・ディカプリオ主演「ウルフ・オブ・ウォールストリート」という映画です。
今ならAmazonプライム会員なら無料で見ることができるぞ。
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の内容
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」は、ジョーダン・ベルフォートというウォールストリートに実在した株式ブローカーを描いた伝記・コメディ映画。
監督は、マーティン・スコセッシ。第86回アカデミー賞では6部門にノミネートにされました。
ペニー株というクズ株を売りつけるなどの様々な証券詐欺、資金洗浄などが描かれ、またセックス、ドラッグに溺れていく姿が描かれています。
堂々と詐欺をし続け、FBIの尋問にシラを切るシーンをわたしはゲラゲラ笑って見ていました。
倫理感、道徳が崩壊しているのに、妻が離婚を言い渡すと子どもだけは妻に取られたくないとドラッグを決めたまま、子どもを連れ去ろうとしたり、もうメチャクチャ!
そんな破天荒な人物を描いた映画がどうして就活生にオススメなのか?
というと「ウルフ・オブ・ウォールストリート」は、最強の営業マンを描いた映画でもあるからです。
わたしにペンを売れ!
「営業」というと「営業職」だけに必要な技能のように思う学生さんもいると思いますが、そうではありません。
そもそも営業とは、何かを売り込むことです。
入社前の「就活」では、自分を会社に売り込む必要があります。
入社後はどんな職種であれ、「出世したい」「評価されたい」と考えるのであれば内外に自分を存在を知ってもらい、自分の価値を売り込む必要があります。
「出世したい」「評価されたい」という野望がなかったとしても、リストラされない程度には売り込んでおく方が賢明でしょう。
この「営業」について「ウルフ・オブ・ウォールストリート」は、一つの大きな解答を示してくれます。
それは、主人公のベルフォートが初めて会社を作る時に仲間に「営業」を教えるシーンです。
ベルフォートはペンを持ちだし「わたしにペンを売れ」と言います。
あなただったらどうやってペンを売りますか?
人はなぜモノを買うのか?
考えましたか?
多くの人は、ペンの特徴(見た目、品質の良さ、書き味、受賞歴…などなど)をセールストークとして思い浮かべたのではないでしょうか。
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」では、どんな解答が示されるのか。
作中では、売り手が「このナプキンに名前を書いてください」と言います。
書い手がペンを持っていなければ、相手からペンを買うしかありませんよね。
つまり「人は必要なものを買う」という聞いてしまえば当たり前だけれど、忘れてしまいがちな視点を指摘するわけです。
「就活」に置き換えてみると
このエピソードの「ペン」を就活中の「あなた」だと置き換えてみるとどうなるでしょうか。
面接であなたがすべきことは、「あなたの特徴」(見た目、品質の良さ、人間味、経歴)を話すことが目的でないことがわかると思います。
面接の目的は、あなたがその会社に必要だと伝えることです。
それを伝えるためには、入社したい会社が何を必要としているか知る必要があります。
ここで重要になってくるのが、いわゆる「企業研究」です。
相手が何を欲しがっているのか調べたり、想像して、それを提供するにはどうすれば良いのか考える。
このプロセスを知っておくことは、入社後にもとっても役立ちます。
もちろん「あなたの特徴」(見た目、品質の良さ、人間味、経歴)が不要だと言っているのではありません。
面接やエントリーシートの数々の質問項目が問われているのは「あなたの特徴」です。
その上で、あなたという人材が会社に必要かどうか見極められているんです。
この「人は必要なものを買う」というポイントはぜひ、覚えておいてくださいね。
まとめ
- 営業は様々な場面で必要なスキル
- 人は必要なものを買う
- そのためには相手のことを調べたり、想像したり、考えることが大切
偉そうに書きましたが、営業という道は、わたしにとってもまだまだ道半ば。
一緒に精進していきましょう。
このエピソード以外にも「ウルフ・オブ・ウォールストリート」は営業マンが学ぶ場面が沢山あります。
もうね、レオナルド・ディカプリオの社員を鼓舞する演説シーンとか凄いのよ。
「コレ、社員も騙されるわ」と思いながらみたからね。
映画としてもゲラゲラ笑いながら楽しめるので、オススメです。
興味を持った方はぜひ、見てみてくださいね。
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