りょうさかさんと

教育業界にいる陵坂さんが教育・子育て・DWEなどについて書くブログ

りょうさかさんと

学校では教えてくれないけれど、知っておいて欲しい「たった一つのお金のこと」


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年金問題などがあるたびに学校教育でも「お金の教育」をした方が良いのではないか、という意見があがります。

 

「お金について、もっと知りたい!」

 

子どもが、そう考えることは、全然やましいことではありませんし、

 

なにより

「お金のこと、もっと知っておけば良かった!」

と後悔させてしまう方が、わたしたち親としては嫌ですよね。

 

なぜなら「お金」があるだけで避けられる不幸というものが確実に存在するからです。

 

学校教育がしてくれないのなら、わたしたち親が、子どもにしてあげる方が簡単で確実ですよね。

では、わたしたち親は、自分の子どもにどんな「お金の教育」をしていくべきなんでしょうか?

そこで、今回は、わたし自身が「自分の娘に将来お金について伝えてあげたいお金のこと」をお手紙風に書きたいと思います。

 

結論を先に書くと「今の1万円と20年後の1万円の価値は、同じではない」ということを教えてあげたい、と考えています。

お金の価値は同じではない

これを読んでいる「あなた」は、もう中学校1年生くらいかな。

自分の娘に対して「あなた」という言葉を使うのは、やや気恥ずかしいけれど許してね。

お父さんは、これから「お金の話」をあなたに伝えたいと思う。

「面倒くさそう」って思ったかもしれないけれど、たった1つだけ覚えてくれたら良いから、聞いて欲しいな。

そう、たった1つだけだ。

 

それは「お金の価値は、同じじゃない」ということだ。

 

ニュースや新聞で「円高」「円安」「物価変動」という言葉を聞いたこともあると思うけど、お父さんが伝えたいのは、そういうことと少し違う。

今の1万円と20年後の1万円は、同じ価値じゃないってことなんだ。

20年後の1万円の価値は、今の倍以上になる

今、「目の前にある1万円札」と「20年後の1万円札」の使用できる額面は一緒だよね。

けれど「目の前にある1万円札」と「20年後の一万円札」の価値は同じじゃないんだ。

「は?」 って顔してるけど実際に、この1万円を20年後まで取っておくことを考えてみよう。

 

20年間、財布に入れておく? でも使ってしまったり、落としてしまうかもしれないよね。

うん、取って置きたいお金は、郵便局や銀行に貯金(預金)するよね。

貯金をすると「利息」が付く。

大手の銀行も郵便局も金利は年0.001%だから、1万円だと利息が付かない。(2019年9月現在の金利)

10万円を預けてようやく1円の利息が発生するくらいの金利だからね。

でも、もし3%や5%の金利だったらどうなるかな?

計算するとこうなるんだ。

 

金利3%だと10,000円が、20年後には約18,000円。

 

金利5%だと10,000円が、20年後には約26,000円。

 

すごいよね、たった3%の金利でも20年後には、2倍近い金額になっているんだ。

信じられない? 

どうしてこうなるのかというと「複利」があるからなんだ。

人類最大の発明 複利

「複利」っていうのは「元金だけでなく利子にも次期の利子がつく」ことなんだ。(引用 複利 - Wikipedia

天才物理学者のアインシュタインは「人類最大の発明は複利」と言ったというエピソードもある。

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(引用‐アルベルト・アインシュタイン - Wikipedia) 

さっき言った例で「元金が10,000円 金利が5%」の場合を考えてみよう。

 

5%の金利がかかるから1年後には、10,500円になるよね。

2年後には、10,500円に5%の金利がかかって、11,025円になるんだ。

3年後には11,025円に5%の金利がかかって、11,576円になる。

 

20年繰り返すとさっき言ったみたいに約26,000円になるんだ。

複利の効果で気を付けないといけないのは、「借金」でも同じということだ。

たった3~5%の金利なら良いかなと思って借金をすると、10年・20年後にとてつもない金額になる可能性だってある。

借金の場合は、返済していれば元本が減るから、2倍にはならないけど知っておいて損はしない。

お金に対して「自分の物差し」をもつ

何か納得していないね。

「銀行金利で、そもそも3%、5%がおかしな数字だから意味がない」ってことかな?

確かにそれは、そうだ。

日本の銀行金利の0.001%だと「複利」でも効果がない。

今の時代、3%、5%の金利を求めると、投資信託などの金融商品になる。

お父さんは、あなたに投資信託を勧めるのが目的じゃないから、詳しくは話さない。

 

ただこの3%とか5%っていう金利の数字は、それほど変な数字じゃない。

むしろ現実的な数字なんだ。

だから目の前のお金が「20年後に倍になるかもしれない」という発想を知っておくことが大事なんだ。

 

つまり「お金」と「時間軸」をセットで考えるという発想だ。

こういうことを知っておくと何かを決める際に比較することができるようになる。

例えば、こんな風に考えられるかもしれない

 

「無駄遣いするくらいなら、貯金や投資に使おう」

 

「1万円貯金するより、勉強にお金を使って学歴や資格を取った方がお金を増やせそうだ」

 

「病気になってから治療費を払うより、病気にならないような健康管理にお金を使う方が安くすみそうだ」

 

「今しか体験できないことなら、多少金額が高くても経験してみよう」

 

お金を使う時に「今」と「未来」を比較して行動する。 

この比較してお金を使う時に大切なのが「お金に対して自分のものさし」をもつことなんだ。

まとめ

  • お金が時間の経過によって価値がそのままではない。
  • 今と未来を比較して行動する。
  • 比較するためには、お金に対して「自分のものさし」をもつ。

世の中には、あらゆるモノに値札がついているよね。

ついつい値札ばかり見比べてしまうけれど、あなたが考えるべきなのは、そもそもその値札の価値があるのか、ということなんだ。

そのためには「自分のものさし」をもつ必要がある。

大丈夫かな? と不安かもしれない。

「大切な家族、友人との食事は、お金よりも価値がある」

そういう自分なりの「ものさし」は、既に持っているはずだよ。

 

偉そうに色々お話しをしたけれど、お金の基本的なことを知りたければ、こういう本を読むと良い。

実は、 お父さんもあなたに話す前に一通り目を通したからね(笑)