りょうさかさんと

教育業界にいる陵坂さんが教育・子育て・DWEなどについて書くブログ

りょうさかさんと

【3~4歳向け】オススメ!論文にもとづく子どもの反応が良い絵本【8冊】


f:id:ryosaka:20190804080610j:plain

今回は【3~4歳向け】の絵本をご紹介です。

絵本の知育効果はよく知られていて、3歳までに1万冊という言葉を聞いたこともある方もいると思います。「3歳までに1万冊なんて読めなかったよ…」という方も安心してください。

「読み聞かせ」の知育効果は、12歳頃まであるという話もあります。(詳しくはこちらの書籍をどうぞ⇒)

1万冊という数はあくまで目安として「出来るだけ読み聞かせしてあげよう!」というお父さん・お母さんの暖かい気持ちの方がとっても大切です。

絵本についての論文子どもの反応が特に良かったと挙げられている絵本をご紹介していきます。反応が大きいということは知育効果も見込めますし、何より読んでいる親も嬉しい気持ちになれるんですよね。

絵本選びやプレゼントの参考にどうぞご活用ください。

絵本についての論文

記事の元になる論文はコチラ⇒

子どもの認知発達的反応を誘発する絵本の分類および分析

この論文は、あの34万以上のレビューが掲載されているサイト「絵本ナビ」のレビューランキング上位100作品のうち、特に子どもの反応が良い絵本のレビューを分析したというもの。

絵本ナビ 子どもに絵本を選ぶなら

「絵本ナビ」ランキング100位に入っているだけでもトップクラスに評判の良い絵本!

そこからさらに選りすぐったまさに「子ども受け間違いなし」の絵本たちだというわけです。それでは【3~4歳向けの絵本15冊】を子どもの反応別にご紹介です。

(「0~3歳向け」と重複する絵本もあります。その場合の説明文は流用しています。ご了承ください)

真似る反応が特に見られた絵本2冊

言葉の真似やキャラクターの動作を真似る反応が見られた絵本です。

はじめてのおつかい

「はじめてのおつかい」

作: 筒井 頼子 絵: 林 明子 出版社:福音館書店

ある日「みいちゃん」が一人でおつかいに出ます。自転車がきたり、こけてお金を落としてしまったり、お店についても誰もいなかったり。

「おつかい」できるかな? とみいちゃんと一緒にハラハラ。そして、勇気をいっぱいもらうことのできる絵本です。

ぴょーん

「ぴょーん」

作:まつおかたつひで 出版社:ポプラ社

ページをめくるたびに動物たちが「ぴょーん」とジャンプしている絵が描かれている絵本。赤ちゃんも大人も楽しめる絵本です。 

物語を再現する反応が特に見られる絵本3冊

おおきなかぶ

「おおきなかぶ」

作: A・トルストイ 絵: 佐藤 忠良 訳: 内田 莉莎子 出版社:福音館書店

おじいさんがかぶを植えました。しかし、あまりに大きすぎてかぶを抜くことができません。おばあさん、まご、いぬ、ねこ…と呼んできてもなかなか抜けません。

「うんとこしょ どっこいしょ」というフレーズを言いながら一緒に真似したくなる絵本です。

てぶくろ

「てぶくろ」 

作:ウクライナ民話 絵: エウゲーニー・M・ラチョフ 訳: 内田 莉莎子 出版社:福音館書店

おじいさんが「てぶくろ」を片方を落としてしまいます。「ここで くらすことに するわ」とねずみが住もうとしました。

「ぼくも いれてよ」と続々動物たちがやってきます。かえる、うさぎ、きつね、おおかみ、いのしし、くま。手袋の中はぎゅうぎゅうになってしまいます。

なんとも愛らしく、そして優しい気持ちになれる絵本です。

三びきのやぎのがらがらどん

「三びきのやぎのがらがらどん」

作:ノルウェーの昔話 絵:マーシャ・ブラウン 訳:瀬田貞二 出版社:福音館書店

「がらがらどん」という3匹のやぎが食事をしに山を登ろうとします。途中、橋を渡ろうとするとトロルが現れてやぎを食べようとします。

小さなやぎが機転をきかして逃げると、最後はおおきなやぎがトロルに立ち向かいます。

恐ろしいトロルを「機転」と「力」で乗り越える絵本です。 

ごっこ遊びする反応が特に見られた絵本3冊

あさえとちいさいいもうと

「あさえとちいさいいもうと」

作: 筒井 頼子 絵: 林 明子 出版社:福音館書店

「あさえ」が家の前で遊んでいるとお母さんは銀行へ行きました。いもうとの「あや」が起きてきて、家の前で一緒に遊ぶことになりました。

あさえは、あやを喜ばせようとチョークで線路を書きましたが、顔を上げるとあやがいません。あさえは、あやを探し回ります。

ハラハラする「あさえちゃん」の気持ちにグッと感情移入してしまう絵本です。 

えんそくバス

「えんそくバス」

作: 中川 ひろたか 絵: 村上 康成 出版社:童心社

遠足の日、園長先生は寝坊してしまいました。遠足バスは園長先生を乗せずに遠足公園に向かいます。園長先生は、お昼の時間にようやく追いつきます。

子どもみたいに愛らしい園長先生と優しい園児たちのお話です。

くれよんのくろくん

「くれよんのくろくん」

作・絵: なかや みわ 出版社:童心社

クレヨンたちが箱から走り出して、画用紙にお花や木、空の絵を書いていきます。皆は、黒いクレヨンの「くろくん」をのけ者にします。

残った皆も自分の色を塗ろうと喧嘩を始めてしまいます。シャープペンのお兄さんが現れて、くろくんにアドバイス。

「みんな違って当たり前。みんなで遊ぶと楽しい」そんなメッセージが伝わってくる絵本です。 

まとめ

今回は論文をもとに3~4歳の赤ちゃんの反応が良かった絵本をご紹介しました。

3~4歳向けとなると、文字数が多めの絵本が増えてきます。途中で飽きたり、ページを飛ばしたがる場合は、読み聞かせのスピードを気にしてみましょう。

子どもにとって早かったり、遅かったりしているのかも。お子さんの様子に合わせて変えてみてくださいね。 

気になった絵本があった方は、絵本ナビだと絵本の「ためしよみ」が出来るので調べてみてくださいね。それでは、また。 

リンクはこちら。絵本ナビ 子どもに絵本を選ぶなら