どうも、教育関係会社員のりょうさかさんです。
幼児期の知育として最もポピュラーなのが「絵本の読み聞かせ」ですよね。
そこで気になるのが、1日何冊読めば良い? という点です。
絵本の読み聞かせの効果
絵本の読み聞かせについては様々な効果があると言われています。
例えば、語彙の習得、思考力、想像力の育成や「読み聞かせ」から感じる情緒安定などの効果があると言われています。
絵・文字と音という視覚と聴覚を同時に活用し、ストーリーを通して楽しむことがとても刺激になるというのが大きな要因です。
何冊読めば良いの?
じゃあ、知育のために何冊を読めば良いのか?
例えば、「くもん」さんだと「読み聞かせを3歳まで1万回してあげるくらい」という表現があります。(参考)ことばの豊かな子をそだてる『くもんの うた200えほん』刊行!|KUMON now!
東大に子どもを入学させたお母さんが書いた某本でも「3歳までに1万冊」と紹介されています。
他の例では「1年に300冊」「1年1,000冊」だとか調べれば調べる程出てきます。
ちょっと焦っちゃいますよね。
ちなみにこの冊数のカウントの仕方について「別々の1冊説」「同じ本でも良い説」など意見が分かれています。
1万回の場合は、同じ本を何度読んでも良いようですよ。
1万回読むには1日1時間~2時間の読書タイムが必要
例えば、くもんさんの「3歳まで1万回」は、計算すると1日あたり9.1冊読むと達成できます。
でも、生後すぐに読むかというと違いますよね。
生後6ヶ月くらいから読み聞かせを始めるとすると1日あたり10.9冊。
つまり約11冊を読むと達成します。
また忙しかったり、帰省などで読む時間が取れない日もあるはずです。
現実的には1日10~12冊を目標にしてようやく1万回達成するわけです。
じゃあ、1冊読むのにどれくらいの時間がかかるのでしょうか?
わたしの場合ですが「ぐりとぐら」を読むのに約5分かかりました。
これは、読んでいる途中に子どもとやり取りをしない場合の時間です。
もちろん幼児期は「ぐりとぐら」よりも文字数の少ない絵本が中心になるでしょうし、逆に「ぐりとぐら」よりも文字数の多い絵本を読むケースもあると思います。
仮に「ぐりとぐら」の5分を平均として考えましょう。
読み聞かせ1万回を目指して12冊を読めば、1時間です。
実際には、子どもの集中力も切れるのでぶっ続けで読むことは出来ませんし、やり取りや質問をしながら読んだりするのでもっと時間がかかります。
ご家庭や子どもによりますが12冊を読むのに1時間半~2時間かかることを念頭に入れるべきでしょう。
それでも3歳までに1万回を目指すのなら
それでも3歳までに1万回を目指す方には、一気に9~10冊を読むのではなく分割してみてはいかがでしょうか。
例えば、20分×3回を目標にして食後に必ず読むというのはどうでしょうか。
こういう習慣化が出来れば、お子さんと楽しみながら読み聞かせが出来そうです。
絵本以外の知育もしたいはず
ただ絵本で知育をしたい方は、きっと絵本以外の知育もしたいはず。ちょっと思い浮かぶだけでも…
- 手先を動かす玩具
- 英語
- 公園遊び
他にも「昼寝」の時間も大切ですし、休日には動物園・水族館・美術館などに連れていくはずです。
仮に丸一日外出をして、ほとんど絵本を読めない日が出てしまうと、次の日のノルマは2日分になってしまいます。
これってかなり厳しいと思うんですよね。
そこで、我が家がゆるーい目標として掲げているのが1日3冊(同じ本可)です。
1日3冊を目標
我が家では1日3冊、お風呂前やお風呂後に「絵本の読み聞かせ」を習慣にしています。
結構ゆるい目標でしょ。
うちの子どもは一冊読むと高確率で「もう一回読んで」とお願いをしてくるので、2冊読めば4回読んで目標達成にしています。
この目標にした理由の一つは、幼児英語教育(DWE)をしているからです。
1日は24時間しかありません。
その内、子どもが起きている時間は、12時間程でしょう。
3回の食事、お風呂、お着替えなどの時間に加えて、親の家事の時間を考慮すると知育できる時間って実はそれほど多くないんですよね。
幼児英語教育をしているからこそ高い目標を掲げるのではなく、無理なく継続していける量を目標にしています。
また「とにかく絵本を読まなきゃ!」と思っても親だって人間ですからね。
育児以外の時間だってないと身体と心が持ちませんよ。
一番は子どもの心身の健康と親の健康です。マイペースで取り組んでいきましょう。
それでは、また。