今回はメンタリストDaiGoさんの「超効率勉強法」についてです。
本書の内容
本書では「やってはいけない勉強法」や「勉強法」「学習を高める勉強前のテクニック」「勉強後のテクニック」「学習習慣」「地頭をよくするテクニック」などが紹介されています。
本書の特徴は、すべて論文(エビデンス)をベースにしているという点です。
過去の個人的な体験や勉強法ではなく、科学的に確からしいという勉強法を知ることが出来ます。例えば「科学的に効率が悪い7つの勉強法」をみてみましょう。
やってはいけない7つの勉強法
この章では2013年にアメリカのケント州立大学の調査をもとに以下の7点が科学的に効率が悪い勉強法だと述べられています。
1.ハイライトまたはアンダーライン
2.語呂合わせ
3.テキストの要約
4.テキストの再読
5.集中学習
6.自分の学習スタイルに合わせる
7.忘れる前に復習する
どうしてこれらが効率が悪いのか? それを書いてしまうとただのコピペになってしまうので本書でお確かめください。
効率の良い勉強法
本書で主張する効率の良い勉強方法は以下の2点を抑えた学習法です。
・想起
・再言語化
「想起」とは、「思い出す」ことです。
「再言語化」とは、「自分の言葉で言い換える」ことです。
これらの要素を勉強法・勉強習慣の中に落とし込んでいくことが効率良く勉強する方法になります。「復習のタイミング」「学習のローテーションをどう作るか」など具体的な内容も紹介されています。
勉強時間を削ってもでも読むべき
本書は受験生にぜひ読んで欲しいと思いました。内容としては中学生くらいでも読めると思います。親子が関係が良ければ、親が読んで内容を伝えても良いと思います。
中学生、高校時代に経験した学習方法は、そのまま大学、社会人になっても使い続けることが多いです。
本当は効率の悪い勉強方法なのに、たまたま中学・高校時代に結果が出た為に、残りの一生、ずーっと効率の悪い勉強法を続けてしまっては時間があまりに勿体無いです。
一日勉強を止めてもでもわたしは、読む価値があると思いますよ。
一つだけ注意点を書くとすれば、全てを取り入れよう、一気にガラッと変えてみようとは思わないでください。いきなり勉強法を全て変えて、運悪く次のテストや模試で結果が出なかった場合に、どう勉強すれば良いのか自分を見失ってしまいます。
この中から効果がありそうだな、自分でも出来そうだ、そういう部分から一つずつトライして自分の習慣にしてしまう方法をオススメします。
大人もためになる
本書は勉強法の本ですが、大人もためになります。
例えば、「寝る前にTo Do リストをつくると睡眠の質があがる」という項目があります。わたしはこの部分を読んでから寝る前にスマホのリマインダーに入力してから寝るようになりましたよw
その他にも「カフェインは起床から90分後」という項目もありました。この部分を読んで、わたしは朝一でコーヒーを飲んでいたのをスッカリやめました。
コーヒーについては以前、記事を書きましたがまだまだ研究が足りませんでしたねw
まとめ
学校では「教科」を教えてくれても、「勉強方法」「自学自習方法」までは教えてくれません。
これから勉強する方も、絶賛勉強中の方もぜひ、効率的な勉強法を取り入れてくださいね。それでは、また。