ZOZOのカスタムオーダースーツを注文したのが2018年9月1日。
それから3ヵ月半ほどたった2018年12月19日にドレスシャツ(カスタムオーダー)と2Bスーツ(カスタムオーダー)が届きました。
レビューというか、なんというか、まあ、そのあまりに残念すぎた結果をご報告いたしますね。ちーん。
スーツが届いたぞー
仕事から家に帰ると、大きな黒い段ボールが玄関に置かれていました。
そういえば、数日前ZOZOさんからスーツの発送に関するメールが届いていたな、と思い出したわたしは、スーツも脱がずに段ボールを開け始めました。
黒いZOZOの段ボールを開けると、その中には真っ白いボックスが。小さくZOZOと書かれています。
開けると…
おー、意外にしっかりした収納ケースに入っている。とかどうでも良い感想を持ったことを覚えています。
奥を漁るとビジネスシャツが出てきました。なんともしっかり出来ている感じです。商品と明細書が入っているだけ、それ以外のものは入っていませんでした。
しかし、この時のわたしの脳内は、以下の記事を読んだ時の記憶がフラッシュバックしていました。
ZOZOSUITの計測データでZOZOの2Bスーツをオーダーしたらとんでもないものが届いた件(本田雅一) - Engadget 日本版
全然サイズ合っていないんじゃ…。
一方でカスタムオーダースーツと一緒に注文したオックスフォードシャツのサイズはほとんどピッタリでした。
ですから、オックスフォードシャツのサイズは大丈夫だったんだからいけるんじゃないか、とか。記事が書かれた時から3ヵ月も経っているから大丈夫なんじゃないか、とか。期待と不安が入り混じった心境でした。
とりあえずオックスフォードシャツのサイズは大丈夫だったんだから、心配なのはスーツだ。特にジャケット。とにかく着てみよう!
そう言い聞かせたわたしは、葛藤した心情に白黒をつけることにしました。
ビニール袋を勢いよく破り、着ていたスーツをハンガーにかけるとZOZO2Bスーツに袖を通しました。
カスタムオーダースーツを着てみた
よし、肩幅は行けそうだ!(オックスフォードシャツが大丈夫だったから当たり前だよね)
うん、他のサイズも…(いける、いけるぞ)
あれ?
ちょっと袖を曲げると…なんじゃあこりゃああああああ
人間って不思議ですね。
困惑すると一瞬、何も考えられなくなるんです。とにかく妻を呼びました。
妻は一言、「ありゃ、ひどいねえw」と笑っています。
わたしも笑うしかありません。あはは。
ま、まさか…
急いでズボンをZOZOのカスタムオーダーに履き替えるとウェストサイズは何の問題もなさそう。とりあえずホッとしますが、ジャケットの問題は一切解決していません。
シャツは大丈夫だよね。
そう思いながら、ビジネスシャツに袖を通すと…
肩幅が合わない????
?マークが頭の中を駆け巡ります。
同じZOZOのオックスフォードシャツは肩幅大丈夫だったからです。どうしてオックスフォードシャツは大丈夫で、ビジネスシャツはダメなんだ?
(この辺りから困惑し過ぎて写真を撮るのを忘れてしまいましたw)
お直しに出すぞ
その日は冷静さを取り戻すためにスーツ達を丁寧に箱の中に戻して、睡眠しました。
ZOZOのカスタムオーダースーツは、返品返金は出来ませんがお直しは可能です。(商品到着から一週間以内)
しかも一年間はお直し無料!!!
これは直さざるを得ない。
しかし、わたしは裁縫に関しては完全に素人。
どうしたらよいのか…。またZOZOSUITで測りなおすか? でも、測った結果がこれだよな…。
わたしは、普段、某高島屋さんのイージーオーダーのスーツを愛用しています。そこで思いついた方法はとっても原始的。
某高島屋のイージーオーダースーツを手本にするという方法です。
この時点でZOZOSUITのタイツの存在意義は限りなく0に近づいてしまったような気がしますが、素人だから仕方ありません。
子どもが寝静まった後、妻に協力してもらって計測スタートです。まずイージーオーダースーツを着て、裾、袖、肩、その他諸々が適切なサイズなら身体のどの辺りに来るのかチェックします。
その後、ZOZOのカスタムオーダースーツ、シャツをきます。後は妻にメジャーで測ってもらうだけ。
これ、一人でできる作業じゃないね。独身だったら親や友だちに協力してもらわないと直しの為の計測でつまづくと思います。つまり独身&コミュ障は、ここで詰む。
素人がメジャーで測って直しを依頼した結果がこれ。
ドレスシャツ
肩幅 +2cm
袖丈(左右) +1cm
2Bスーツ
袖丈(右) +2cm
袖丈(左) +4cm
総丈 +2cm
結局、パンツも長さが足りなかった…。ちなみに1cm単位の修正しか入力できないので、備考欄に「総丈は、可能なら+1.5cmでお願いします」と記入しました。
返品作業中に「2Bスーツ お試し価格12/27まで」とメールが来て、思わずイラっとしてしまったのは内緒w
現時点での感想
オックスフォードシャツの出来が良かっただけに残念、というのがまずあります。
素材も商品も違うとはいえ、オックスフォードシャツで適正サイズだった肩幅がビジネスシャツで2cmも詰まるのが大きな疑問。
あと素人の「直し」でどの程度、まともなものが出来るのかも心配です。
上で紹介したようにかなり致命的にサイズが違います。そもそも着ることが出来ないレベルなんだもん。
イージーオーダースーツを手本に「直す」という手法自体、そもそもの設計が違うから「そりゃ、悪手だろアリンコ」(by HUNTER×HUNTER)って感じは自覚しています。こりゃ、買う側もスーツの設計やサイズを熟知する必要がありますな。
わたし個人としては、技術的に進歩中の商品を購入する行為にリスクがあるのはわかっているつもりです。(その分、お値段も44,800円が24,800円なわけだし(2018年の12/27までだったけど))
だから、イライラしつつも、そりゃ仕方ないよねー、と思って納得しています。
でも、そういう覚悟なくZOZOスゲーで勢いで購入しちゃうのは怖いと思いますよ(いないと思うけど)
2019年1月現在の感想としては、25000円くらい予算があるのなら百貨店でイージーオーダーを購入することをオススメします。
高島屋や三越なら1着2万~3万円から購入できますよ。しかも無難で、確実に、期日通りに。
もちろんわたしのようなケースは全体から見れば稀なのかもしれません。またそうであることを祈るばかりです。
繰り返しになりますが、お直しは1年間、何度でも出来るようです。もちろん返品は着払いでOK。
前述のわたしの修正範囲だと「お直し」できる範囲を超えているそうで、残念ながら「作り直し」となるとZOZOから連絡がありました。1ヵ月半ほどかかるとのこと。
その後の展開はこちら⇒ なんと「お直し」を拒否されます…。