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【学生必見】読書感想文を書く方法(本を読まない編)

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1回目の記事で読書感想文がいやなワケの1つに「本がツマラナイ」という点を挙げました。

これは自由に書籍を選ぶことのできる課題の場合は、面白い本・興味のもてる本を選ぶことでクリアできるかもしれません。

一方、課題図書が設定されている場合は避けようのない大きな障害となります。

本を選べる場合、選べない場合の対処方法をそれぞれご紹介しましょう。

本を選べる場合

まず映像化されている作品を選びましょう。アニメ化・映画化・ドラマ化どれでも構いません。まずそれらを見てください。

見終わりましたか? 

じゃあ、感想文を書くのか、というと違います。

映像化した作品だけで感想を書くと危険です。

それは、原作本と内容が違う場合があるからです。

男性キャラクターがドラマやアニメでは女性になっている。そもそもそんなキャラクターは出てこないなんてのもあれば、結末が違うことも珍しくありません。

結末が違うということは、作品の主題に大きく関わるということです

じゃあ、映像を見る意味・メリットはなんなのか。

それはイメージする手間が省けるということです。

例えば池井戸潤さんの半沢直樹シリーズ。あの高視聴率ドラマを見てから原作を読めば、原作の情景描写を見なくても大体イメージできるはず。

キャラクターは全員ドラマの配役で思い浮かべることが出来るし、部屋や建物のイメージだって簡単に思い浮かべることができるでしょ。

これで読むことができれば、解決ですよね。

 

でも、それでも読めない場合。そもそも課題図書が選ばれていて、ツマラナイ本と向き合わないといけない場合はどうすれば良いのでしょうか?

読まなければ良いのです。

「あらすじ」も「あとがき」も読まない

よくある方法が、「あらすじ」と「あとがき」を読んで書く方法です。

「あらすじ」はまだ理解できますが、「あとがき」を読んで感想文を書くって、これも本文読むよりも難しくないですか?

わたしの知っている小説の「あとがき」って読んでも編集者への謝辞くらいしか書いていないよ。

じゃあ、「あらすじ」を読んだ内容で感想文を書くことが出来るでしょうか?

例えば選ばれやすそうな「こころ」(夏目漱石)のあらすじ

「私」は、鎌倉の海で出会った「先生」の不思議な人柄に強く惹かれ、関心を持つ。「先生」が、恋人を得るため親友を裏切り、自殺に追い込んだ過去は、その遺書によって明らかにされてゆく。近代知識人の苦悩を、透徹した文章で描いた著者の代表作。

(「BOOK」データベースより)

一見、書けそうに見えます。

しかし、実際にこの内容に軽々しく踏み込むと読んでいないことが高確率でバレます

バレない自信があるのならオススメしますが、わたしはあまりオススメしません。 

タイトルだけで書くのか?

じゃあ、タイトルだけで感想文を書いてしまうのか?

全く本を読まずにタイトルだけで感想文を書くこともオススメできません。

だって、タイトルだけで感想を書く方が難しいもん。 

もちろんこれは不可能ではありません。書籍によっては可能でしょう。

例えば、以下のような場合です。

・教養として本の中身を知っている場合。

・その本の文学的位置付け、その著者の文学的位置付けのどちらか、もしくは両方を熟知している場合。

このどちらかに自信があれば、ある程度の感想を書くことは可能です。

ただこれはどちらも読書に造形が深い人にだけが許された禁じ手。このページを読んでいる学生さんでどちらかを満たしている可能性は少ないと思います。

じゃあ、どうすれば良いのか。ようやくご紹介です。 

適当に開いたページから少し読む

方法は簡単です。

適当に開いたページから少し読む

これです。

「あらすじ」「あとがき」読みたければ、どうぞご自由に。

大事なことなんでもう一度書きます。

適当に開いたページから少し読む

これだけです。 

そんなバカな。

そうお思いの方も多いでしょうから、理由をこれから解説していきましょう。

小説や評論の中身は先生も理解していますし、その趣旨を読み取る能力を身に付けることは大切です。

ただ読書感想文に求められるのは本から「何を感じたのか」「何を考えたのか」ということです。

適当に開いたページから読み始めたら登場人物の背景ストーリーの経過もわからず疑問だらけのはずです。

この「疑問」が非常に重要です。

疑問についてストーリーに触れずに、自分が感じたこと、考えたことを書きましょう。

例えば開いたページが、喧嘩しているシーンだったとします。

どうして怒っているのだろうか。そこまで怒ることなのだろうか。相手の人はどうして開き直っているのだろうか。

あなたが書いた読書感想文は当然、小説の内容からはやや外れた内容になるでしょう。しかし、その感想は紛れもなくあなたが感じ、疑問に思ったこと。しかも他人が気付くことの出来なかった斬新な観点から書かれているはずです。

その「風変り」「斬新」な感想文を否定できる人はいません。

 

この「風変わり」という部分が肝です。

 

わたしは「あらすじ」だけを読んで、書くのを反対したのはこの部分と関連するからです。

というのも「あらすじ」だけを読んで「感じ」たり「考え」たりしたことを書けるのなら良いのですが、おそらく変に知っているせいでストーリーに触れてしまいます。

しかし、その触れ方は本を理解していない触れ方です。そのため「読んでいない」「話を理解していない」と捉えられる可能性が高くなります

「風変わり」「斬新」と先生に思われるためには「読んでいない」「話を理解していない」と思われてはいけません。

そう思われた瞬間、「風変わり」「斬新」ではなく、サボったか読解力がないと判断されてしまうからです。

そのためにはいっそのこと、ストーリーを知らずに、ストーリーに触れない方がバレるリスクが下がります。

この禁断の方法、トライしてみますか?

さいごに

さあ、方法はお伝えしました。あとはあなたの腕次第。

誤解がないように言っておきますが、これはあくまで本を読まずに読書感想文を書く方法を示しただけです。

読まずに書く方法が「簡単だ」とは一言も言っていません。

ハッキリ言えば、読んでから書いた方が簡単かつリスクゼロなので効率的です。

今からでも余裕で間に合います。しっかり読んで自分の「感じたこと」「考えたこと」を書いてくださいね。

こんな本を読んでみるのもいいんじゃないでしょうか。じゃあ、また。