どうも陵坂です。あなたはドラマを見ますか? 陵坂は今期「アンナチュラル」「99.9 2シーズン」「BG」の3本を見ています。個人的には「アンナチュラル」の完成度の高さに舌を巻きつつ、石原さとみカワイイ、アラタさんかっけーと夫婦で話しながら見ています。
海外ドラマも好きで、その中でも「クリミナル・マインド」が大好き。
クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪 シーズン1 コンパクト BOX [DVD]
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「クリミナル・マインド」はFBIの中のプロファイリング専門チームBAUを舞台に繰り広げられる警察ドラマです。ドラマの影響で「犯罪捜査の心理学」「ケースで学ぶ犯罪心理学」(どちらも著・越智啓太)を読んで「プロファイリングとはなんぞや」というレベルについてはお勉強したこともあります。(これはクリミナルマインドFANにはあるあるネタだと思う)
このクリミナルマインドのBAUのメンバーは「全員優秀」という設定です。
「落ちこぼれの寄せ集めチームが、長所でお互いをカバーしあって目標を達成する」的な設定ではないし、「業界では変わり者の主人公が、周囲を巻き込みながら事件を解決する」的な設定でもありません。
「FBIに選ばれてるんだからそだねー」って感じもしますが。その優秀なBAUのメンバーが自身のプロファイリングを共有しながら犯人に近づいていくのが見どころです。
自分の考えを伝えるということ
ツイッターでクリミナルマインドのBOTでこういうのを見かけました。
『あのな、BAUができた頃はメンバーは数名、各自で事件に取り組み、みんなで考えはしなかった』ロッシ
— クリミナルマインドFANbot (@c_m_fanbot) 2014年11月3日
『みんなで考えるんじゃない。1人1人が自分の考えを仲間に伝えるんです。ちまちまとメモして自分だけの秘密にせず』ホッチ
「みんなで考えるんじゃない。1人1人が自分の考えを仲間に伝える」
この言葉って「教育」においても「社会」に出てからもとっても大事ですよね。
会議で自分の考えを言えない社員が身近にいるんですが、いつも間違っても良いから発言すべきだと指導しています。
たぶん皆と違う浮いた発言にならないか気にしていると思うんですが、それって会社に染まってないってこと。その会社や社会に染まっていない意見ってとても貴重だから素晴らしいことなのにね。
仮に間違ったり、変なことでも言っていいと思うんです。考えを表明すればそれに対しての意見を貰うことが出来ます。そこで出た賛成の意見も反対の意見もどちらも貴重な参考材料。こういうレスポンスがないと成長に繋がらないですよね。
学校教育の場合
学校教育でも「主体的対話的深い学び」「アクティブラーニング」といった言葉で「自分の考え」を伝え合う時間が授業の中で増えていく傾向があります。
よくある話し合い活動の場面は、
「ある問題」に対して
- 1人で考えて
- 1人でワークシートに考えを記述し
- 他者とワークシートを見せ合い
- 話し合いながら同じ考えや違う考えかを確認し
- 1人になって自分の考えを変えるかどうか検討する
というおおよそ5段階のステップを取ります。
この流れの一番のポイントは5段階ステップの前の「ある問題」という部分です。ここにどんな問題を設定するのかでそれ以降の「考え」と「考えを伝え合う」ことの中身が変わってきますよね。
小学校くらいだと答えが1つに決まっているものに対してどうアプローチするかを話し合うことが多いと思います。例えば三角形の面積の求め方なんかそうですよね。
平行四辺形を半分と考えるのか、図の形を変形させるのか。こういった形の話し合いは発達段階に応じていて大事なんですが、どこかで「答えのない問い」も話し合いをさせて欲しいなって思います。
社会に出れば「答えのない問い」ばかりなんですから。身近なものであれば家・マンションに関してって悩みますよね。一軒家購入、マンション購入、賃貸といった選択のどれも間違いではありませんよね。こういう問いに自分や周りの人間と話し合って答えを出していかないといけません。
仕事だってそう。だから学校ではその予行演習として「答えのない問い」について話し合い活動をしてほしいと思います。そういうことが「主体的対話的な深い学び」なんじゃないでしょうか。
ほな、さいなら。
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