どうも陵坂です。あなたはファミレスですぐに注文するメニューを決めることが出来る方ですか?
私は結構迷ってしまうんですよね。お肉が食べたいなあ。でもカロリーが。季節限定メニューもあるし。みたいな感じで悩んだあげく結局、もうなんでもいいや、と決めてしまいます。
でも、それ以外の場面だと意外と決めるのが早やかったりします。その違いと決める時に抑えておくことは何なのか。
悩むということ
そもそも「悩んでいる時」って何に悩んでいるんでしょうか。日常生活、仕事などの日々の営みから将来の人生設計など悩むことは多いと思います。
この「悩み」って大きく2つに分けることができると思います。
それは「選択肢がわからない状態」と「選択肢のどれを選んで良いかわからない状態」です。
「選択肢がわからない状態」とは何をして良いかすらわかっていない状態のことです。仕事でトラブルが起きた時なんかこういうケースが多いかもしれませんね。
「選択肢のどれを選んで良いかわからない状態」とは冒頭のファミレスのメニューなどもそうですよね。どれを選ぶべきかわからないから動けなくなってしまう状態のことです。
なぜ選択肢がわからないのか
ある場面で「何をして良いのわからない」という状態は問題(課題)を正確に認識していないために生じます。
例えば、仕事上のトラブルの場合は、どうしてその問題が起きたのか原因を把握できていないからわからない状態になるわけです。
原因さえわかれば、あとはどのように解決するのがベターかステージに移行します。よく言われる「問題の原因がわかれば問題は解決したも同然」という奴です。
ただこの原因の究明の際に気を付けることがあります。それは、本当にそれが原因なのかということです。
原因を深堀する
例えば「商品が納期に間に合わなかった」という原因を探るとしましょう。その時に出てきた原因が「人員が足りなかった」。だから「人員を増やすことが必要」と導き出したとします。
しかし、この答えが本当に正しいのでしょうか?
当然、検証が必要になります。
もしかすると「人員が足りない理由」が「離職率の高さ」であれば人員を増やしても一時的には解消されるかもしれませんが、本当の意味の解決ではありませんよね。
じゃあ、どうして「離職率が高い」のか原因を探り、「職場環境が劣悪」ということがわかれば取るべき選択は変わってきますよね。
このように「原因」を仮定した後に、その原因がどうして起きたのかさらに原因を探る作業・思考をすることがとても重要です。
選択肢のどれを選んで良いかわからない時
次に、選択肢のどれを選んで良いのかわからないケースについて考えてみましょう。大きな買い物、家や車なんか買う時はとても迷いますよね。
例えば下の3つの物件からどこに引っ越すべきか考えてみましょう。
- 日当たりと周辺環境は良いけれど駅まで徒歩20分の築5年の物件
- 駅・スーパー・病院などが近くにあり立地が良いけれど築20年以上の物件
- 全て理想通りだけど予算の1.3倍の物件
たぶんどの物件を選ぶかは人によって全然違うと思います。
こういうケースってよくあって、それで悩むことが日常ではとても多いと思います。そもそもパーフェクトな選択肢自体が存在することの方が稀ですよね。
人は常にどこかで妥協して生きていると思います。じゃあ、どこを妥協して、どこは妥協しないのか。「迷うのはそこなんだよ!」 そういう声が聞こえてきそうです。
優先順位を明確にする
こういう時に大事なのが自分の中の優先順位をハッキリと持つことです。
「そんなことわかってるんだよ。でもどれも捨てがたいんだよお」という声が続いて聞こえてきそうですw
多くの方は優先順位を決める時に「どちらが良いか」で考えるのではないでしょうか。もちろんそういう決め方も有効なのですが煮詰まった時は発想を逆転することをおススメします。(by 逆転裁判)
「どちらがより嫌いか」 という視点です。
例えばこの物件のケースで言えば「駅まで徒歩20分」「築20年」「予算オーバーによって生活水準を下げること」の3つの内、嫌な順に並べるのは比較的簡単になるのではないでしょうか。
原因と優先順位を組み合わせて深堀する
日常生活から仕事でも直面する「悩み」は「原因」が常にハッキリするとは限りませんし、「優先順位」も常に明確に自分の中で持てるものばかりではないと思います。
そういう時に少しでも解決に近づく方法は、優先順位を深堀することです。
どうして「築20年」が嫌なのか。汚いからなのか、耐震性などで不安なのか。意外と自分の嫌な理由を突き詰めていくと「なんとなくイメージ」で嫌いなだけなケースもあると思います。
人間は感情の生物ですからそういう「イメージで決める」こともあると思いますが、悩んでいる際に「ああ、なんだ嫌な理由って自分のイメージだけだったのか」と気付くことが出来ればしめたものです。
「原因」と「優先順位」の把握、ぜひ意識してみてください。それでは、また。