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教育業界にいる陵坂さんが教育・子育て・DWEなどについて書くブログ

【書評】藤原和博の必ず食える1%の人になる方法は勇気をくれる本


「水の中の水晶水の中の水晶」のフリー写真素材を拡大忘年会シーズン、いかがお過ごしでしょうか。陵坂はキッチリ風邪を引き、寝込んでしまいその後病み上がりでお仕事の接待兼忘年会で日本酒ばかり飲まされて死にそうになりました。 

さて、今回読んだのは「藤原和博の必ず食える1%の人になる方法」(藤原和博・東洋経済新報社)です。藤原さんの本は初めて読みました。読んだきっかけはキンコン西野さんの本で名前が出てたからという素直な理由です。 

藤原和博の必ず食える1%の人になる方法

藤原和博の必ず食える1%の人になる方法

 

どんな内容?

さて、本書はタイトル通り「希少なレアな人になれば食っていけるよ」というとてもシンプルな主張ですが細部がわかりやすく参考にしやすいのが特徴です。 

で、100人に1人になる方法のアプローチの骨子が2人に1人しか出来ないことも7つ重なる(2の7乗分)のなら、128人に1人の人材になれるよね、というのが必ず食える1%だと言うわけです。 

たぶんタイトルから勘違いされやすいと思うんだけど、「食っていける」って自営業前提じゃないです。

4パターンの生き方に合わせた戦略

「会社組織で登り詰めたい人」「自営業したい人」「会社はほどほどにしてそれ以外を充実させたい人」「研究者タイプの人」と読者の将来の構想を4パターンに分けて、それぞれ大事なポイントを指摘してくれます。 

会社組織で登り上がりたい人は社内接待、ゴルフはマスト!って書いてあって一方で自営業に移りたい人は時間の無駄だから社内接待、ゴルフなんてしてる暇があったら自己研鑽してろって書いてあってスッゲーその通りなんですよね。

病み上がりで日本酒攻めにあった陵坂の接待は間違ってなかった!(なんか違う)

1万時間の力

 「1万時間をかければどんな人でも、どんなことでも必ずプロでレベルに到達することができます」(「藤原和博の必ず食える1%の人になる方法」より)

「どうして1万時間なの、根拠は?」という疑問が当然出てくると思うのですが、マルコム・グラッドウェル「天才! 成功する人々の法則」を基に紹介しています。詳しくは本書をどうぞ。 

天才!  成功する人々の法則

天才! 成功する人々の法則

 

100万人に1人の人材を目指す

「1万時間=毎日8時間なら3年半、平日5時間なら10年、平日3時間なら16年半」(「藤原和博の必ず食える1%の人になる方法」より)

ここから本書が薦めているのが3つの分野に1万時間かけろというもの。

3つの分野で100人中一人の人材になれば、100万人中の一人になれる。そういう視点を持ってキャリアを想定して人生を歩むことはとても意義があると思います。本書ではこの視点は特に自営業者タイプに重要だとありますが、私はどの進路を想定した時にも意識すべきことだと思います。 

予測不可能な時代を生きていくのにおいて、1つの会社で上り詰める生き方が多くの人にとっての正解ではなくなってきているからです。自営業ではなくても転職などを視野に入れた時に武器はいくつあっても良いはず。それが肩書だけだと悲しすぎる。というか、陵坂がそうなりたくないから、共感してしまう部分なんでしょうね。 

20年後も会社が続くと盲目的に信じられる人には不要な話かもしれませんが、私はどうしても20年も先のことに自信を持てない。だから自信のよりどころを会社ではなく出来るだけ自分に持ちたいと思っています。

もちろん本書は先に紹介したように色々な選択肢に合わせて、具体的に128人に1人になれる方法を説いています。そういった具体例を参考にできると同時に自分のキャリアプランを長い目で考える大事さを教えてくれる本でした。

大学の就活前とかに読むのもよし、煮詰まってきた中堅サラリーマンが読むのもよし、まだ間に合うと中間管理職が読むのもよし。だって平均寿命がどんどん延びる世の中だもんね。いつからだって始められて、1万時間でプロになれる。この言葉に勇気を持てる人はどんなタイミングで本書を読んでも得られるものがあると思いますよ。