年末になり受験ムードが強まってきましたね。陵坂は浪人も経験したので受験生というだけで無条件で応援したくなってしまいます。
浪人時代は予備校との往復の日々に病んでいたと思います。急に徹夜で勉強したり、アレは完全に自分を見失ってたし科学的な根拠もまるでないお勉強方法でした。徹夜しても一利もないよ。
さて、以前大学入試の英語の受験において民間試験が利用されることについて記事を書きました。
簡単にまとめると「民間試験は受験用に2回まで受けられるけど、進学校は高1から練習で何回も受験させるだろうから売上ウハウハで羨ましいね」という内容でした。
保護者はお金がかかって仕方ないけど、たぶんここはケチらないだろうし。
詳しくはこちら。
では、保護者、受験生が意識するポイントって他にあるんでしょうか。
入試でタイピングが重要になる可能性
民間試験の主要なところを見ていくとPCへのタイピングで解答する方式も取り入れています。いわゆる「CBT」(Computer Based Testing)というコンピュータ上で受験する方法ですね。
例えばTEAP。通常のマークシート以外にTEAP CBTという受験の形式もあります。
Reading test : コンピュータによる択一選択方式(ドラッグ/ドロップによる解答あり)(時間:80分)
Listening test: コンピュータによる択一選択方式(時間:40分)
Writing test : コンピュータの解答エリアへのタイピング(時間:50分)
Speaking test : Facilitatorとのオンライン面接方式 (時間:30分)
こんな感じです。
他にも英検CBT 、GTEC CBTもあります。GTEC CBTのページには「キーボードでのタイプ入力による解答」と書いてあるので、英語の文章を時間内に正確にタイピングする必要があるわけです。
(参考)
https://www.eiken.or.jp/cbt/test/
CBTが採用される可能性
民間試験は何が利用されるかまだ決まっていません。ただ大学受験者の多くが受けることを想定すると処理のしやすいCBTの受験方式に流れる可能性の方が高いような気がしませんか?
大学入試センターによると平成29年度の受験者数は547,892人となっています。新しい民間試験ってこのくらいの人数が複数回受けるわけよ。
しかも高等教育(大学)が無償化されたらもっと受験者数が増えることが想定されるわけで。たぶんCBT方式じゃないと業者側も対応できないんじゃ。
英語のブランインドタッチできる?
で、これって結構受験生にとっても大問題なわけで。今の中学生、高校生って幼い時からPCのある環境だったからタイピングは出来るような気がするんです。
でも、英語のライティングをタイピングでするんだよ。
これっていきなり受験したら英語力ある生徒さんでもキツイと思うんですよね。少なくとも私は厳しいなあ。日本語ならブラインドタッチできるけど、英単語を打とうと思ったらキーボード見ながらゆっくりじゃないと打てないもん。時間が制限された状況だし、これで試験ってキツイよね。
さあ、この英語のタイピング指導は高校がするのでしょうか。それともご家庭でするべきなのか。
今の中学三年生からはこの受験方式になるわけだし、確定する前から対応しておく方が良いと思いますよ。