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教育業界にいる陵坂さんが教育・子育て・DWEなどについて書くブログ

教育委員会とはなんぞや


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どうも陵坂です。「いじめ」問題など何かある度に名前が出てくるのが「教育委員会」です。教育委員会ってわかるようで、誰が何をしているのかピンとこない部分もあるのではないでしょうか。

どういう人たちが仕切っているのか、どういう役割の方なのか解説してみたいと思います。 

法律的には「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」が元となるのですが、読む気がおきませんよね(笑)

また平成27年4月に「新教育委員会制度」が施行されたんですがネットの情報では反映されているものと昔のままのものが混在していています。簡潔に整理をすると以下のようになります。

どんな制度なの?

・教育委員会とは基本的に1人の教育長(常勤)と4人の教育委員(非常勤)によって構成されます。

・教育長、教育委員ともに首長が議会の同意を得て任命します。

・教育委員の中には保護者を含む必要があります。

・教育長の任期は3年、教育委員の任期は4年です。

(参考)地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律(概要)

あとは事務局と呼ばれる組織が指導主事と役所の事務方で構成されています。一般に「教育委員会」とだけ言う場合はこの役所組織の「教育委員会事務局」を指すことの方が多いと思います。

ちなみに「指導主事」とは教員のいわゆる出世の途中経過と思ってもらうと良いでしょうか。

http://www.kyoinsenko-metro-tokyo.jp/wp-content/themes/tokyo/images/graph/carrer_chart_comp3.png

(参考)公平・公正な人事制度 | 東京都公立学校教員採用案内「東京の先生になろう」

上の図を見ていただくとわかりやすいのですが東京都の場合は一般の先生で「教育管理職試験A選考」を受験した方が「指導主事」を経て副校長、校長と出世していきます。

どんなことをするの?

・総合教育会議の設置

首長が招集。会議は原則公開。構成員は首長と教育委員会。

(必要に応じ意見聴取者の出席を要請)協議・調整事項は以下のとおり。

①教育行政の大綱の策定

②教育の条件整備など重点的に講ずべき施策

③児童・生徒等の生命・身体の保護等緊急の場合に講ずべき措置

(参考)地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律(概要)

・地域の学校への学習面、生徒指導面での指導

・教科書の採択

・教員の人事

・公立学校、図書館などの教育機関の設置、管理

このあたりはなんとなくイメージがしやすいのではないでしょうか。

どんな人がしているの?

では、実際にどんな人がしているのか。

東京都千代田区を例に見てみましょう。(平成29年10月19日現在)

教育長 坂田 融朗 (元 千代田区政策経営部長)

教育長職務代理者 中川 典子 (元 フリーランス編集者)

委員 金丸 精孝 (元 文教大学大学院法務研究科教授)

委員 長﨑 夢地 (元 PTA)

()内の経歴は引用者注釈

千代田区ホームページ - 教育長・教育委員の紹介

色々な経歴の方がされていますよね。行政あがりの方から大学教授、PTA、教育委員のうち一人は地域の保護者の方がすることになっているのでPTA関係者はほとんど必ずいます。

千代田区は違いますが区内の小・中学校の校長先生をされていた方、地元の名士(ロータリークラブ会長、弁護士、歯医者、企業経営者)、大学教授で構成されるケースが多いように感じます。

お住まいの地域の行政のWEBページを検索すればお名前・経歴は公開されているので確認することが出来ますから、もし興味があれば調べてみてくださいね。