RYOSAKASANTO

教育業界にいる陵坂さんが教育・子育て・DWEなどについて書くブログ

たった6つでわかる失敗しない企業セミナーのやり方


「セミナーの最前列にいるタイプセミナーの最前列にいるタイプ」のフリー写真素材を拡大今やあらゆる企業がセミナーをやっています。

就職活動なものを皮切りに、銀行・証券会社、化粧品、医療関係、私の所属する教育関係からスターバックスがコーヒーの美味しい入れ方を教えてくれるものまで多岐に渡ります。

商品説明会的なものから、活用の仕方、裾野を広げる為の長期スパンの目的、ブランドイメージ向上をメインとした社会貢献的な要素のものと目的もそれぞれですよね。(起業セミナーとか出たことないからわからないけど。)

自分自身も経験がありますが、あまり偉そうなことは言えません。また個人的に「勉強が出来るのであれば、良い経験が出来るなら」と気軽にセミナーに参加する方なので、受ける側の経験もそこそこあります。

そんなする側、受ける側の経験からこんなセミナーが失敗だったということをまとめつつ失敗しない処方箋になれば幸いです。

これを守れば確実に失敗できるぞ! まさに反面教師! 

目的がわからない、目的を見失う。

凄まじく基本的な部分ですが、これが一番ダメ。全ての原因を辿るとコレに行きつく。失敗理由のキング・オブ・キングス。なので、これを避けるわけにはいきません。

参加する側として、私は勉強になったけど、これどういう意図? と勘ぐってしまって主催者側に不信感までいかなくても不安になるセミナー。

逆に実施側では、ある商品の告知・前振りのためのセミナーだったのに開発が遅れて、結局その製品に一切触れないセミナーを開催。セミナーを開催することだけが目的になってしまうケース。たぶんやりたくないけど上の人に言われて無理矢理開催するセミナーとか全部コレなんじゃないでしょうか。

「何のために」「誰のために」するのか。

「目的」と「対象」は明確であればあるほど、当然ですが質が上がります。参加者としても意図が明確であればあるほど心の準備が出来るので安心して参加できます。例えば、証券会社のセミナーはどんだけ著名な方の講演があっても、一番の狙いは口座を開いてもらうことだから安心ですよね。 

明らかにサクラしかいない。

行ってみたらサクラしかいない。つまり集客に失敗したということ。なんとも身も蓋もない。集客に失敗する要因は様々。

日時が悪い。場所が悪い。テーマが悪い。講師のネームバリューがない…。

失敗は誰にだってあります。運悪く集められない時だってあるさ。でも、社員のサクラってバレたらダメですよね。合間の休憩時間にスーツ着た人たちとスタッフが談笑しまくり。明らかに顧客関係じゃない。身内じゃん! どれだけセミナーが良くても心証最悪。

サクラを入れるならサクラに徹しましょう。スーツから私服に着替える。雑談、談笑しない。雰囲気作りもセミナーの大事な要素でしょ。

場所が悪い。

駅から遠い。似た名前の会場が近くにあって迷う。(笑)女子トイレが以上に少ない。自販機・コンビニが近くにない。全館禁煙じゃない。

どれも些細なことです。でも、その些細っていうのが厄介で、一番手を抜きやすい、言い換えれば妥協しやすい部分でもあります。 

けれど、参加する顧客にとってはこういう小さな積み重ねがセミナー開始前のテンションを下げるわけです。結果、盛り上がるはずの講師のお話しも盛り上がらず、本題に入る前に会場の空気を温めるところからスタート。

講師にとって会場は聞きたい人達が来ているんだから本来ホームのはず。なんでアウェイになってんの。 

気持ちよく話を聞けるように。また講師が気持ちよく話せるように。そういう空気を運営側としては作りたいものです。安直だけど、意外と開始時間に音楽流すだけでも変わるものだと思います。条件の良い会場ばかり押さえられることは稀だと思います。

逆にどうやれば一つでも、二つでも足すことが出来るのか、そういう視点で取り組みたいですね。

ラリホーばかり唱える講師

何か一つでも得るものを持って帰りたいと思ってきている顧客すら眠らせる凄腕の魔法使いがこの世には沢山います。しかし、それは魔法使いが悪いのか。それとも運営側が悪いのか。 

講師の人選が悪い場合もあると思います。その時は心のノートにしっかりと刻み付けて、WEBや本でその人を見かけたらそっとページを飛ばしましょう。地雷がわかってよかった! また一つ成長したぞ、と前向きな精神です。 

でもでも。実は講師だけのせいじゃないんじゃね?というのが私のスタンス。話の上手い下手は必ずあります。でも聞き取れる声で話してくれさえすれば、内容が良ければ結構大丈夫なラインに来るのではないでしょうか。(というかそう信じたいです)

またセミナー講師がデビュー戦だった場合は、話すこと自体は下手で当たり前。例えばスポーツ選手や大学教授のような方に企業側が無理言ってお願いしたケース。これは運営側が悪い典型的な例でしょう。

この手の講師は、話せる引き出しを一杯持っています。そして、その内容は一般人の私たちには貴重な経験と知識。まさに血の通った情報なんです。でも、講師としては素人だから、どう引き出しから出せば良いのかわからない。どれが効果的な武器なのかわからない。どの順番で組み立てれば良いのかわからない。 

なぜこういうことが起きるのかと言うと、一般人には貴重な情報であっても彼らにとっては当たり前の情報だから。自分の情報の価値を一般人目線ではわかっていないんです。それを引き出すのがセミナー運営側の力量。その為には入念な打ち合わせが不可欠です。

間違ってもデビュー戦の講師に対して「アナタの専門分野に関連して、○○というテーマで話してください」みたいな丸投げはしてはいけません。ダメ、絶対! 

こういう場合の一番の簡単な解決方法は、「対談形式」にすることです。

質問項目を決めておいて、事前に確認するだけで自然と「構成」「引き出し」の準備ができるのでぐっと内容が締まります。企業は骨組みを用意しておいて、講師に肉をつけてもらう。これですね。デビュー戦は迷ったら対談形式をおススメします。

逆に芸能人など有名な人、実力のある人には丸投げしてお任せする方がいいかもしれませんので、講師を見極めて対応しましょう。

アフターフォローがない。

やりっぱなし。やって満足。それで目的を回収したの? と言いたくなります。

参加者としては別になくても良いんですよ。でもあると丁寧だなと思いますし、心証が上がります。こういうことの積み重ねがブランドイメージを作るんだなと感じる私はお人良しすぎるかも。

でも経験上、上手なセミナー、良かったセミナーはアフターフォローが必ずありました。

申し込みの際に記入したメールアドレス宛にテンプレメールを送るだけも良いと思います。受け取った方は好感を持ちますよ。

勿論、人によっては嫌がる人もいるかもしれないけど、たぶんそういう人は少数で、どうでも良い人が大半じゃないでしょうか。だったら少しでも好感度があがるフォローは絶対すべきだと思います。

あと意外と忘れがちなのが「こういうセミナーをしました」という報告。セミナーの報告をWEBページに写真付きで少しするだけでも変わってきます。何が変わるのか。それは次回の開催の集客。 

今の時代何かあったらすぐインターネットで調べるのが基本ですよね。そして、そこに情報がなかったら怪しむのもセットになりつつあります。だから、この報告をしっかりするだけで新規とリピーターの可能性がぐっと広がります。

これを良く理解して活用しているところでぱっと思い浮かぶのは「結婚相談所」。

結婚相談所が行うお見合いパーティは集客が命。なので、実施したパーティの報告会を掲載して、それをこれから登録しようかなという顧客の宣伝にも使うんですね。 

この一石二鳥のアフターフォローを同業他社にバレるからとかわけわかんない理由でしないのは勿体ない。大丈夫、そんなWEBページ作る作らない以前に敏感な他社には把握されてます。そんな内向きで同業他社に勝てるんでしょうか。 

それに別にネタバラシ的な内容じゃなくても良いんですよ。「こういうテーマ・内容でこれだけの人が集まって、大盛況でした」って写真を添えて報告する。

それを開催するたびにしっかりやって蓄積されると、これだけセミナーをしていて信頼を勝ち取っているんだって、安心して参加しやすくなります。

この安心感を大事にしてほしい。人間って感情の生き物です。

まとめ 顧客目線の欠如

以上、5点を書きましたが、これら全てに共通する失敗の理由は「顧客目線」がないこと。(もしくは不足か読み間違えている) 

告知の段階から来場の道のり講演中セミナー後といった流れの中で絶対に忘れてはいけないのが、この顧客目線ですよね。自分が顧客だったらどう思うか。そういう視点で取り組みたいもんです。 

と、偉そうに書きましたが私もいまだ修行の身であります。というか自戒の意味を込めて書きました。今度はもっと良かったと言ってもらえる内容にします!

そして、これからセミナーを運営する方の参考に少しでもなれば幸いです。