どうも陵坂です。入試のピークが終わりました。落ち着いた頃に飛び込んできたのがこのニュース。遅まきながら記事にできます。その内容は私立入試の英語試験が急増とのこと。
このことについて実はこのブログのかなり初期の記事で書いていました。予想的中と威張るのは恥ずかしいのでしませんが、ちょっとこのニュースを見てみましょう。
まずどんなニュース内容なのか
さて、まだ報道を見ていない方もいるのでまずは新聞記事から引用してポイントだけ押さえましょう。
1都4県では、10年ほど前は帰国生を対象に数校が実施する程度だったが、15年には14年の15校から倍増の33校に。16年には更に倍近い64校になり、今年も増えて95校に上る。
(図・文章ともに引用)私立中入試:英語を実施 首都圏、選択科目で95校に - 毎日新聞
実際の入試問題を見たわけではないのですが報道によると英検2級レベルの学校もあるそうです。英検2級ってかなり難しいですよね。これを小学校6年生にさせるわけでかなりハードルが高く感じます。完全に塾や英会話教室前提ですね。
児童・生徒の英語力
実際、統計上は児童・生徒の英語力はどんなもんなんでしょうか。
ちなみに文科省の資料によると…
学習指導要領に基づき達成される英語力の目標(中学校卒業段階:英検3級程度以上、高等学校卒業段階:英検準2級程度~2級程度以上)を達成した中高校生の割合50%
(引用)平成27年度 英語力調査結果(高校3年生)の速報(概要)
高3生はCEFR:A1の上位(英検3級程度)~A2(準2級程度)の下位レベルが多い。
(引用)生徒の英語力向上推進プラン 平成27 年6月5日文部科学省
つまり中学校卒業程度で英検3級、高校生でもほとんどが3級~準2級。2級以上は稀というのが実態ってことでしょ。陵坂からしたらそれでも十分頑張ってるよね、と言いたいところなんですが…。
つまり、高校生の半分が私立中学入試の英語が解けないってこと。
衝撃ですよね。
これは、ちょっと難しすぎる難易度なんじゃないでしょうか…。
私立なので試験において色々な特色を出すのも自由ですし、受験を潜り抜けた生徒を基準に特色のある教育が行われることがメリットですがこれほどとは! と改めて感じました。
おそらくこの2級というのは顕著な例だと思うんですが、こういう傾向が他の私立にも広がる傾向があると思います。特に私立で中高一貫校のところは大学入試を控えています。大学入試は全国の生徒同士が戦うわけですから、進学実績などを考えるとさらに英語入試が求められると思います。
保護者の方で中学受験をお考えの方は早めの英語指導が必要になるのかもしれませんね。
ほな、さいなら。
予想して当たった記事はこちらをどうぞ。