陵坂と考察と

教育関係会社員が教育を中心に考えたこと、思ったことを書きます。

【書評】「新・独学術」は参考書でビジネスの知識を習得するノウハウが詰まっている

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書店で平積みをしていて、佐藤優氏絶賛の帯があったので無条件で購入した本を紹介します。その名も「新・独学術」(侍留啓介・ダイヤモンド社)です。新とタイトルがついていますが、旧・独学術ってなんだろうね? と突っ込むのは野暮なぐらい丁寧な本でした。

常々、陵坂は勉強不足だなあ、まだまだだなあと思うことは多いのです。でも社会人になってからはなかなか意識しないと仕事以外で勉強の場と時間を作るのは億劫になります。勉強しなきゃなと漠然と思いつつ、でもそれで致命的に困ったこともないので自分を甘やかしがちです。実はこのブログを始めた理由もそこにあったりします。

なんとなく7割くらい把握した知識で話しをしても、社内や業界内の人間にはある程度通じてしまうもので、あやふさを残したまま進んでしまいがち。また教育業界は地域差があるので、その地域内では厳密でも全国を俯瞰するとバラバラなのでそういう部分も影響しているのかもしれません。でも、それじゃいけないよね、と自らブログで発信することで改めて勉強と確認をしようと思っています。 

陵坂は電子書籍も多いのですが、紙の本を買った時はいわゆるドッグイヤーを付けて読む習慣があります。ページの右端を折って、自分が気になった場面(賛否問わず)に記しをつけて、後日そのページの前後を含めて見直すのに使っています。またページを折る時に三角形が出来るわけですが、その面積で自分の心の衝撃度を残すようにしています。 

さて、この「新・独学術」には9か所のドッグイヤーがありました。250頁ほどの書籍なので結構な頻度で「おおっ!」と思う部分があったわけです。本書はあくまでビジネスマン向けの学習の方法が掲載されていて、どれも実践的で具体的です。その点は以前紹介した柳川教授の本とは対称的です。ただこの本を学生さんが読めば、効率の良い勉強方法にプラスして「どうして学校の勉強が大事か」を理解することが出来ます。 

新・独学術――外資系コンサルの世界で磨き抜いた合理的方法

新・独学術――外資系コンサルの世界で磨き抜いた合理的方法

 

では、本書の構成にそって紹介したいと思います。

1章 独学の技法

1章では「独学の技法」として効率の良い勉強法が紹介されています。その際のツールとして大学受験用の参考書を推薦しています。そのメリットとして以下の点が挙げられています。

①知識を効率的かつ網羅的に学習できる

②問題を解くことによって、但し答えを導くスキルを身につけられる。

③質が高いのに、費用が安くすむ (新・独学術p.37より)

本書では具体的にどの参考書がどういった分野の学習に有用かも触れています。

また 大学受験生向けの動画授業も通勤時間などに見ることが出来るのでオススメされています。代表的なのはリクルートさんの「スタディサプリ」ですよね。月1000円以下で有名講師の授業を全科目見ることが出来るのはかなりコスパが良いというわけですね。

興味のある方はリンク先をどうぞ。

2章 政治・経済・倫理を学ぶ重要性

2章では「政治・経済・倫理」を学ぶ重要性とその学び方について紹介されています。特に印象に残ったのは「「類比・対比・因果」は日常のさまざまな問題に応用の利く思考のフレームワーク」(p.79)という言葉です。物事を考えるような基盤となるフレームは過去の偉人たちが書籍に残していて今も使えるもの。それを学ばないのは損だよね。 

3章 論理力を鍛える現代文と小論文

3章では「論理力を鍛える現代文と小論文」というテーマです。

なぜ現代文を学ぶと論理力が鍛えられるかについて筆者は、現代文の設問とビジネスの場面での「Why」「So what」が共通だと指摘しています。

現代文の設問の語尾は主にこの2種類です。

「なぜそういえるのか」(Why)

「どういうことか」(So what)

これはそのままビジネスでも使える思考だからです。Whyで問題を掘り下げて本質・原因を理解し、So whatで結論を導き出すわけです。

また小論文の書き方を身に付けると「プレゼン力」が上がるとして「想定される反対意見を入れる」(p.155)という部分には、はっとさせられました。このブログだと出来ていないことが多いですからね。。。 

4章 英語力

4章では「英語力」について。こちらでは冒頭、「「本物の英語力」なんて身に付かない」(p.158)といきなりぶちかましてくれます。そこから英語力の中でも身に付けるべき、またビジネスマンとして有効な優先順位を示しています。筆者はここでまず「読み書き」を重視しています。仕事でも「メール」「資料」を目に通す多さからこの点を主張しています。詳しくはぜひ本書をお読みください。 

私は3章が色々グサグサと胸にささる部分が多く、ドッグイヤーも3章が多めでした。やっぱりブログで文章を書いているからでしょうね。当然と小論文、ビジネスでの思考、ブログでウケる部分は違いますが、コアな部分は押さえておくべきですよね。いやあ、本当に参考になると同時に本書の通り、現代文・小論分の参考書籍は購入して押さえておこうと思います。

もちろんこれから受験生になるという方にも参考になる勉強方法が紹介されていますし、今している大学受験が将来に使えるってわかるとモチベーションもあがると思うので社会人だけでなく学生さんにもおススメできる本でした。

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