陵坂と考察と

教育関係会社員が教育を中心に考えたこと、思ったことを書きます。

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案外面白い「先に生まれただけの僕」【ドラマ】

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今期のドラマは妻の影響で「ドクターX」「コウノトリ」「陸王」と見ていてどれも安定の面白さですよね。「先に生まれただけの僕」は学校現場が舞台なので興味はありましたが、結局見ていませんでした。しかし、某教育関係者から「すっごいよく出来てる、途中からでも見た方が良いよ」と言われて「ふーん、じゃあチェックするか」と録画予約。

で、4話から見ました。 

いやぁ、教育現場の問題を取り上げ方がよく出来てる上にドラマとしても面白い、というのが率直な感想。でも残念ながら視聴率はあまりよろしくありません。高嶋政伸さんって「いつもこんな役ばっかやらされてるなあ」ってツッコミながら見ると面白いんだけどね。 

ストーリーは、総合商社のエリートサラリーマンの櫻井翔さんが私立高校の経営再建に校長として送り込まれるところから始まります。詳しくはこちらをどうぞ。

先に生まれただけの僕|日本テレビ

特にアクティブラーニングなどの授業シーンは本当にリアリティがありました。授業だけでなく抵抗勢力の先生が現れるのも(笑) たぶん実際の学校現場はもっと激しい。公立と教職員組合が強い地域とかもっともっと激しそう。だって授業スタイル全部変えろって話だもんね。年配の先生が進学校で教えている場合ほど抵抗が凄まじいと想像します。

テロップを見ていると撮影協力をしている高校、学校名がありました。東京都だと工学院大学附属中学校・高等学校が協力しているようです。工学院附属高校は高橋一也先生がグローバルティーチャー賞を受賞したことで業界では有名。どうやらドラマのアクティブラーニングの授業はこの高橋教頭先生ほか工学院高校の先生が監修とのこと。実際に授業の実践をしている方が監修していることからも納得の出来栄えなのが理解できます。

生徒の学びを促進する学習環境作りとは? | 工学院大学 学園広報サイト「窓」

ただアクティブラーニングが取り上げられるのは時流を反映している反面、ドラマ化される程のトピックだということです。ドラマ化されるトピックって課題だけれど解決が難しいからドラマになるわけです。つまり如何に現状の高校教育ではアクティブラーニングが難しいか、教員から抵抗があるかが透けて見えることでもあります。

ドラマはあと少し(4話ほど?)で終わりますが今後どうなるのでしょうか。

先ほども紹介したドラマの授業シーンを監修をしている工学院附属高校は「探求論文」いわゆる「課題研究」にも取り組んでいますし「タブレットなどのICT端末」の導入もすでに取り組んでいます。どちらもアクティブラーニングと同様にこれからさらに注目されるトピックです。どちらかが物語の最後に出てくるのか、それとも別の課題でしょうか。 

直近の7話は、成績トップクラスの女子生徒が29歳会社員と卒業後結婚して専業主婦になると主張するといういわば「進路」の課題とどうして授業中に「スマホ」で調べてはいけないかという問題提起がありました。次回の8話は予告編によると7話と同様に「進路」と「モンスターペアレンツ」が課題として出てくるようです。

校長である櫻井翔くんを取り巻く人間ドラマを交えながら、どう「教育課題」に取り組んでいくのか。ラストまで楽しみです。

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