りょうさかさんと

教育業界にいる陵坂さんが教育・子育て・DWEなどについて書くブログ

りょうさかさんと

ゲームから学んだ5つのこと


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どうも、教育関係会社員のりょうさかさんです。

皆さんゲームしてますか? 

今回はゲームについて。

私ゲーマーなので当然ゲーム大好き。

ゲームをするとアホになるのか、学力が下がるのか。

文部科学省「全国学力・学習状況調査」の結果を分析した結果、長時間ゲームをする小学生ほど正答率が低いとか言う人もいます。

しかし、相関関係があるだけで因果関係は不明です。

そこで相手がエビデンスもどきのノーエビデンスで来るのなら、こちらも「あくまで個人の感想です」で迎え撃つノーエビデンスバトルをしてみたいと思います。

ゲーム歴

その前にまずゲーム歴を自己紹介。

少し前まではPS3で「KOF13」を3年ほどのめり込みました。(KOF14やりたい)

格ゲーに本気でハマったのはこれが最初(で最後になるかも)(3DSでスパ4も200時間くらいしました)

基本的にはシミュレーションゲームが好きなので、SRWシリーズFEシリーズは7割近いタイトルはプレイしました。

一番やり込んだのはSRWなら「α外伝」

FEなら「聖戦の系譜」です。

それ以外だと逆転裁判シリーズもほぼ全作やってるはず。

有名どころだとFFシリーズ、DQシリーズもそこそこやりましたし、ザ・コンビニや怒首領蜂、マリオワールド、魔界村シリーズ(クリア出来ない)も好きです。

…とゲームが分からない人にはチンプンカンプンな内容ですいません。。。

まあ、そんなゲーム歴の私がゲームで学んだことをゲームタイトルと一緒に紹介。

先に書きますが、別にゲームじゃなくても学べます(笑)

「ルールをしっかり理解する」

これに気付かされたのは「FF5」です。

ジョブというシステムでパーティのメンバーのアビリティに特徴を持たせて編成できるのが特徴のRPGです。

それを生かして低レベル(2とか3で)クリアも出来るのが衝撃でした。

プレイしたことがない方で少しでも興味を持った方は下記サイトの方のプレイを見てみると面白いかも。

ニコニコ動画とかでも同じようなやり込みを見ることができます。

[やり込み]にゅすけ的FF5攻略[低レベル]

FF5の内容を知っている方なら読むだけで滅茶苦茶面白い。

ほとんど詰将棋に近い内容なのですが、それだけ彼我とゲームのルールを把握することが大事だと痛感しました。

ちなみに他の方のやり込みも面白いし、ニコニコ動画などの動画サイトで色々紹介されています。 

今だと「世界樹の迷宮シリーズ」もこれに近いのかな。1しかやっていないのでわかりませんが

このルールを理解する能力って意外と目立ちませんが、めちゃめちゃ大事な能力なんですよね。

人と人が一緒に暮らしている以上、ビジネスでも外交でもルールがあります。

多くの人は暗黙のルール、つまり明示されていないルールを想像することに腐心しますが逆なんですよね。

明示されたルールを理解して、どう活用するか。

ここにポイントを置いて、改めてルールを再確認してみてはいかがでしょうか。 

「上達の仕方」

これは「KOF13」ですね。

高校時代は体育会系の部活で当然練習もしていたんですが、私がダメだったのは本質から逃げて楽をしてしまったこと。

例えば腕立て伏せ。

私の部活では一日連続100回がノルマでした。

ノルマの所為もあってなんとか100回を目指します。

しかし、いつしか数をこなすことだけが目的になってしまいました。

でも、本当は筋力をつける為。

筋力をつける必要も当然競技の特性上あるわけです。

ただ100回出来ても意味がない。

それがわかっていなかった。

特に腕立て伏せは正しい姿勢ですることによって負荷が変化します。

正しい姿勢で出来ていたのか、何の為に筋力が必要なのか。

100回で足りるのか、逆に100回は多すぎるのか、そういうことを考えるべきでした。

大人になってKOF13にハマって、それまでしたことのなかった格闘ゲームをする中で結果的に上達の仕方を勉強するようになりました。

格闘ゲームって一番面白いのは対人戦なんですよね。

CPUのように決まった動きをせずに個々の癖やスタイルが反映されるんですが、当然勝とうと思うと対戦の中で連続技(コンボ)を決める必要があります。 

プロゲーマーウメハラこと梅原大吾さんの「勝負論 ウメハラの流儀」に衝撃を受けました。

この本のP.139ではバスケのドリブルシュートに例えてこう解説してくれます。

僕ならすべてをいったん分解する。ドリブル。ドリブルしながらの敵のかわし方。踏み切りのタイミングや体勢。ジャンプ力。シュートの正確さ。 こうして、複雑に見える一連の動作を一度分解するのだ。

この分解する作業を通して、自分の弱点・苦手を一つずつ確認して、練習する。

また分解して切り離して練習する中で個々の動作の持つ意味や役割を深く理解することが大事なんですね。

私がこれを学んだのはゲームからでした。 

上達には時間がかかる。

これも非常に当たり前のことなんですが「KOF13」をやって学びました。

すぐ上手くなりたい。すぐ勝ちたい。私を含めた多くの欲望だと思います。

得手不得手やジャンルとして上達しやすいものもあり、人によってはなかなか上達しないと自分に向いていないと辞めてしまったり。

KOF界のトッププレイヤー「づね」さんがブログか何かで「とりあえず中級者になるには黙って2000試合」みたいなことを仰っていたような気がします。

またPS3の純正コントローラーからアーケードスティックに操作を変えるときも一般的には慣れるまで30時間かかると言われています。

その根拠は「自動車免許取得も30時間設定している」。

これを知ってから結構気が楽になった記憶があります。

それは日常生活での変化や仕事の内容が変わって戸惑うことがあっても、とにかく30時間真剣にやればなんとなく慣れるんだ、と見通しが出来たからです。 

仕事に関してもそうです。

早く上達したいと思っていた時期もありましたがゲームで2000試合なら、それより短く上達できると思わない方が良いだろうと焦ることもなくなりました。

2000って結構大きい数字で、一日5名、年100日営業活動すると設定すると4年はかかる計算ですからね。

一回の質は大事にしつつも、単純に経験数それ自体が財産になると気付いたのでした。 

「知識・技術・立ち回り」

これも「KOF13」で学んだ格闘ゲームの基本。

彼我の使用キャラクターの特徴を知る「知識」。連続技を決める「技術」

この2点については特にゲームをしない方も理解しやすい部分だと思います。

ゲームをしていない人に伝わりづらいのが「立ち回り」。

特に日常生活の中で「立ち回りが大事」と言うと偉い人に媚びを売るみたいな受け取られ方が多く、重視している人がいなかったり、意識すること自体に嫌悪感を持つ人もいたりします。 

ゲームでの「立ち回り」は、まさに空間をどう動くか。

対戦ゲームは相手あってのゲームなので、どう動くと相手にどう受け止められるか、どう動くと相手が嫌がるかなどを理論と感覚の両面で理解する必要があります。

そして、「立ち回り」があって、初めて知識と技術が生かせます。

格ゲーはそこが顕著なので、あるゲームを上級者と初心者~中級者が対戦した場合、上級者は通常攻撃だけで勝てるんですが、それは「立ち回り」が違うからなんですね。

これって日常生活でもかなり重要。

私は営業職なので良く意識するんですが、営業も同じなんですよね。

知識…商品知識、技術…セールストークをはじめとしたテクニック敵な部分。

立ち回りは、それを顧客に合わせてどう提示していくのか。

極端な話で例えれば、

「雑談もニーズの聞き出しも嫌がるようなせっかちな顧客」

「優柔不断な顧客」

「ネットリテラシーの高い顧客」の3者がいればアプローチもクロージングも違うはずです。

その相手に合わせて話の展開を考えたり、アプローチの方法を変えて効果的に商品知識を活用しながらセールストークをするのではないでしょうか。

この考え方は営業を終えた後に反省する観点としても使えます。2の「上達の仕方」で触れた「分解」にも繋がる部分

一仕事終わった後に、この3つの観点で振り返ってみると良いかもしれませんね。

自分が得意なのはどこなのか、足りない部分はどこなのか。

それだけでも上達に繋がります。

「立ち回り」っておべっかや有力な二者のどちらにも上手くやるかみたいなニュアンスに受け取られがちですが全然違うことがわかってもらえたのではないでしょうか。

発想を逆転させる。

これは「逆転裁判」ですね。

「逆転裁判」は主人公の弁護士 成歩堂龍一(なるほどう りゅういち)が被告の無実を証明して、タイトル通り裁判を逆転させるアドベンチャーゲームです。話の展開で「発想を逆転させろ」というセリフが出てきて、鳥肌が立った記憶があります。

「どうやって○○をしたか」ではなく、「○○をせざるを得なかった理由を考えろ」というシチュエーションで使われます。

この発想も日常生活で大事ですよね。

特にニュースや報道で何か起きた時は出来るだけこういう風に考えるようにしています。

例えば政治家のスキャンダルが報じられた時は、どうしてそのスキャンダルが起こったか、そのスキャンダルの行く末よりも、どうして「この人」のスキャンダルが「この時期」に起きて「誰が一番得するのか」を考えるようにしています。

こういうことを考えても別に答えがあるとは限りませんし、関係ない世界の話だといえばそれまでなんですが、ある程度客観的に見られる事象を用いて思考トレーニングをするのも大事だと思います。

自分や仕事で何かあった時、こういうトレーニングをしておくと多角的に見ることが出来て、問題解決が進んだり、友人に相談する時も色々な視点から意見を聞くことが出来ます。

勿論その時は主観なのでより考えづらく、感情の波も高くなると思いますが、そうであればより考える訓練をしてきたことの価値が現れるはずです。 

さいごに

と、まあ、長々と何の科学的根拠もないノーエビデンスな個人の感想を書かせて頂きました。

ゲーマーの方なら納得してもらえる部分もあれば、もっと違うことを学んだぜというご意見もあるかと思います。

また冒頭にも書きましたが、これらはゲーム以外からも学ぶことが出来ます。

スポーツでも読書でもボランティアでも囲碁でもブログでも真剣にやれば学ぶことは沢山あります。

真剣に何かに取り組めば、そこから学ぶことは一杯あって、しかも普遍的で他に応用の効くものだと思うんです。

その真剣な何かがゲームだっていいじゃない。それだけが言いたいのでした。

それでは、また。