陵坂と考察と

教育関係会社員が教育を中心に考えたこと、思ったことを書きます。

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パネルディスカッションが失敗する5つの理由

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少し前の記事に続いてセミナー関係の話題です。私、陵坂自身が運営する立場になった際にパネルディスカッションはやったことがないです。そもそも選択しません。

だから偉そうに言う資格はないんですが、どうして選択しないかというと、その理由は「自分が参加した中でパネルディスカッションで良かったセミナーを経験したことがない」というのが一番大きいです。逆にパネルディスカッションで成功したセミナーを受けた方はとてもラッキー。運営した方はとても緻密に計画されたんだと思います。

今回の提案は、余程自信と実績がない限り、パネルディスカッションは封印しましょう、という内容です。おそらく上級者の運営術です。 多くの人は避けた方が無難です。なぜか。以下に5点まとめてみました。

1.話がまとまらない。

パネルディスカッションって司会の方がパネラーに話を振るわけですが、意見を言い合って終わるパターンがほとんど。色々な意見が聞けるメリットがあると思いがちなんですが、実は違うんです。

そもそもパネルディスカッションって1時間~1.5時間程度が多いと思います。パネラー3名と想定しても1時間なら一回5分でも3~4回くらいしか話せない。たぶん3回が限界。つまり一人につき合計15分しか時間はないんですね。(5分×3人×3~4回=45~60分。実際は司会者挨拶、パネラー紹介、質疑応答があるのでもっと時間は少なくなる)

パネラーになるような方々は、皆さん何かの専門家。そんな方の濃い意見・考えが1回5分で全て言い尽くせるわけがない。そうすると大分省略したものになるんですが、その省略したもので観客に本質がわかるかどうか。 

しかも5分しかないから、一方的に主張し合って議論がないまま終わるケースがほとんど。色々な意見が聞けて良かったとなればいいですが、だいたいはその意見も時間が短いせいで消化不良になりがちになるんですね。

2.時間切れ終了のケースが多い。

酷い時は会場の時間の関係で質疑応答すらないまま終わるケースもあります。結局、何が言いたかったんだこの集まりは? と疑問と後味の悪さが残ります。 

3.化学反応なんて起きない。

観客として見に行く時は、○○先生と××先生が議論したらどうなるんだろう、新たな展開が起きるのかなと胸を躍らしていきますが残念ながらそんなことは起きません。だって議論する時間をそもそも取っていないケースがほとんどでしょ。

議論をするなら、一人当たりの考えは1~2回しか聞くチャンスがない。でもパネルディスカッションを選択する場合は折角だからもう少し質問したいと欲を出して、結局議論の時間を捨てているのではないでしょうか。

だから、「ふーん、同じことでもこれだけ意見分かれるんだ、終了」という感想になります。

4.パネラーの魅力を活かせない。

繰り返しになりますが、そもそも時間が少なすぎるんです。合計15分では話したりない方ばかり。15分ってアニメよりも短いのよ。専門家の話がそれでわかるの? わかる人はたぶんセミナー受けなくても大丈夫です。 

本当は一人一人お呼びして、1時間じっくり話してもらえば良いんです。もしセミナーを2時間構成にするなら、2人に一人ずつ話してもらえば良いんです。もし2人の講師をどうしても一緒に登壇させたいのなら片側の講師には聞き役に徹してもらいましょう。

そうするとファシリテーターもいらないし、聞き役の講師も勝手に自分のエッセンスを出してくれます。

5.運営サイドに自信がない。

ハッキリ書きますが、パネルディスカッションが失敗しやすいのは講師の所為じゃないです。これは運営サイドの問題です。

集客に心配だから講師を多く呼ぶためや企画・アイデアに自信がないからパネルディスカッションに逃げるから失敗するんだと思います。 

とりあえずパネルディスカッションやっておけばカッコがつくみたいな考えがあるんでしょう。確かになんとなくセミナーやった気になるはず。

でもそんなセミナーは顧客のためじゃなく、自分のためのセミナーです。 

これまで書いてきたようにパネルディスカッションで顧客を満足させるのは非常に難しい。講師と企画に自信をもって、どーんと一時間まるまる話を聞かしてやりましょうよ。その方が顧客にも講師にも絶対良いから。

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